COLUMN
コラム

建築北欧スタイルや北米スタイル。あなたの好きな洋風のお家はどんな感じ?

色々あるお家のスタイル。人気の2つのスタイルを紹介します。
お家を考える時、まず外観から考えることが多いと思います。
通勤途中や散歩しているときに、目にするお家。最初は、まず外観を意識しますよね。
近年は、さまざまな外観のお家があって、テイストによって何種類かに分けられます。といっても、分け方は、多種多様で住宅メーカーや混む点によっていろいろな分け方をしています。主なものは、下記のような感じです。
・和風
・和モダン
・シンプルモダン
・ナチュラル
・北欧
・北米(アメリカン)
などが、どの分類にもでてくるものです。
今回は、高増工務店にお問い合わせや施工例の多い、「北欧スタイル」と「北米スタイル」を中心に外観とインテリアをお伝えします。どちらも、高増工務店の得意なレンガのお家との相性もピッタリです。お家づくりのイメージ作りにぜひ参考にしてください。

北欧スタイルって?

北欧スタイルのポイント


ひとことで「北欧スタイル」といっても、実は、いくつかに分けられたりしますし、より細分化されています。
ここでは、日本人になじみのある「伝統的な(トラディショナルな)」北欧スタイルを紹介します。
北欧の伝統的なお家のイメージの代表格は、深い赤色と白のコンビネーションが特徴的なスウェーデンの木造住宅ではないでしょうか?この赤は16世紀から今に続く「伝統的な外壁の色」で、鉱山業が盛んだったスウェーデンのダーラナ地方・ファールンの鉱山で採れる顔料の色に由来しているそうです。酸化第二鉄を主成分とし、これを木材に塗り込んでいることから赤い家が多いそうです。見た目だけでなく、顔料そのものに耐久性や強度を上げる効果、さらに防腐効果があることから、極寒の地で雪から住宅を守るために普及していったと言われています。
●伝統的な屋根のかたち
・三角屋根
雪の多い北欧では屋根に雪が積もりにくいように、三角屋根の家が一般的です。ですが、急勾配の家ばかりかというとそうでもなく、緩やかな勾配の屋根の家も多くあります。
・マンサード屋根(腰折れ屋根)
マンサード屋根(腰折れ屋根・中折れ屋根)と呼ばれる、途中で折れ曲がって勾配が変わっている屋根もよく見かけます。積雪の滑りが良くなるので、北欧だけでなく、北海道でもよく見かける屋根のかたちです。
また、屋根材には、洋風住宅に使用される「洋瓦」、洋瓦の一種で複数の色を焼き付けた「混ぜ葺き瓦」、アスファルトを原料とした「シングル材」や、金属製の「ガルバリウム鋼板」などが人気です。
●ツートンカラーの外壁
北欧住宅の外壁は、伝統的な赤+白はもちろん、アースカラーを基本に、ペールグレーやブルーなどと組み合わせたツートンカラーの外壁もよく見られます。高増工務店では、しっくいの白とレンガの赤をベースとしたツートンが人気です。外壁を張り分ける以外にも、妻飾りやサッシ、玄関ドアなどの色を変えてツートンカラーにしたり、玄関周りや、リビングの窓周りにレンガを積んだりのパターンもよく採用されます。
●大きな窓
冬の長い北欧では、日差しをできるだけたくさん取り入れられるよう、大きめの窓を配置することが多いため、伝統的な北欧スタイルでも大きな窓や窓の数が、特徴になっています。
●木製のサッシ
北欧では、断熱性能が高い木製サッシ、木製+アルミのサッシを使われることが多いです。白やウッドカラーのサッシは、外壁とのコントラストが印象的で、北欧風の特徴的な外観の1つの要素になっています。また、このコントラストは、近年とても人気があって、特に北欧スタイルを意識していなくても取り入れるとことが多いエッセンスです。

北欧スタイルのインテリア


北欧スタイルのインテリアは、外観同様シンプルです。
木材をたくさん使用していることが特徴です。窓から入り込む自然光がうまく活かされた間取りになっていたり、照明の位置に工夫が見られたりすることも多いです。北欧の照明は、「大きく明るく照らす」よりも、「控えめで小さな光を重ね合わせる」スタイルが基本です。
お料理や読書、家族との団らんなど、過ごす場所・目的に応じて丁寧に明かりを選んでいきます。
また、白色をベースにして、アースカラーを取り入れたインテリアも多いです。そこにビビットカラーを取り入れる場合も多いです。これは外観にも見られる特徴ですが、どちらも全体的に落ち着くおだやかなカラーでまとめられています。
北欧インテリアといえば、シンプルだけどおしゃれ、そして実用性にもすぐれた木製家具が欠かせません。家の中にいても自然の温かみが感じられる、そして居心地が良く明るい空間を作り上げられるのが北欧家具の最大の特徴です。特に無垢材を使った家具は、北欧家具の代表的な存在であり人気の家具です。
室内でも自然を感じられるような、観葉植物やフェイクグリーンなどの「インテリアグリーン」を取り入れるのもポイントの一つです。植物の生き生きとした姿は活力を感じさせ、グリーンの色味が癒しを与えてくれより自然を感じられます。
現地ではサウナを設置することが多いですが、日本の北欧風の家づくりではそれが難しいですが、近年のサウナブームでホームサウナのお問い合わせも増えています。また、暖炉、薪ストーブも多いですが、やはり導入するのに抵抗がある方もいるでしょう。こういった理由もあって、日本の北欧風の家では、家全体を暖められる蓄熱式の床暖房を使用しています。

 

北米スタイルって?

北米スタイルのポイント


北米スタイルにも歴史的に多文化の影響を受けて、多くのバリエーションが存在しますが、ここでは特に印象的な特徴を紹介します。
●ラップサイディング(細長いサイディング板を横向きに張り合わせた外壁)
白、ブルー、グリーン、ブラウンなどのラップサイディングを用いた外壁は、カリフォルニア風、アーリーアメリカンと呼ばれるものによくつかわれます。アメリカの映画によく登場するので、結構目にすることが多いと思います。
●テラス、ウッドデッキ
1階の屋根やテラス屋根で覆われた、いわゆるカバードポーチといわれるテラスのような広めの玄関ポーチが特徴です。玄関ポーチがそのままウッドデッキとして間口いっぱいまで使われることもあります。こうしたテラスやデッキは、アウトドアリビングとしてだけでなく、自転車やサーフィン、マリンスポーツやキャンプなどのアウトドアが好きな人には、BBQをしたり、アイテムを干したりお手入れしたりといった機能面でも優れています。
●ドーマー
ドーマーとは、屋根の上に突き出た小さな屋根付き窓のこと。 「ドーマーウィンドウ」とも言い、屋根裏部屋やロフトのある洋風住宅に設置されます。 ドーマーは、トップライトのように屋根側にある天窓とは違い、切妻小屋根の垂直面に開口部を取り付けた物で、採光と通風の役割を果たします。
●煙突
北米スタイルのお家には、暖炉や薪ストーブを設置することもおおいので、外観に煙突があるのも特徴の一つです。
●ダブルハングウィンドウ
日本の住宅では、横にスライドして開け閉めする窓が主流ですが、アメリカでは上下にスライドするタイプの「ダブルハング、シングルハングウィンドウ」の窓が一般的です。ダブルハング、シングルハングウィンドウは、見た目がおしゃれで、防犯面に優れていて、高い気密性が保てたりなど、機能性にも優れています。
また、窓の位置は家を半分に分けたときに、左右対称になるようにバランス良く配置すると見栄えがいいです。

北米スタイルのインテリア


北米スタイルインテリアの特徴は以下の3つです。
●高い天井や広さを意識する間取り
北米スタイルは「開放感」が大きな特徴なので、高い天井と広々とした部屋にすることで、縦にも横にも広々とした空間をつくります。実用性とデザイン性を考え、吹き抜けにしたり、2つの部屋にできるところをあえて1つの部屋にしたりしています。
縦と横の空間が大きくなり、広々として見えるので、正方形や長方形の部屋なっているのも特徴です。
●梁・柱・鉄骨などもインテリアにしてしまう
梁・柱・鉄骨を隠さずに、インテリアにするのも特徴のひとつです。インテリアにするためにはカラーリングや素材にこだわる必要がありますが、柱等を隠さない分、空間が広くなります。木の梁は、木の色味にこだわれば、カントリースタイル、ミッドセンチュリースタイルなどの展開もできます。
●はっきりした色使い
はっきりとした色使いが特徴といわれる北米スタイルは、白や黒、赤などの原色を使った家具や壁紙もおすすめです。
カントリースタイルやモダンスタイルなどは全体的に優しい色味が合いますが、差し色で入れる色をはっきりとした色にすると北米スタイルに近づきます。
このほか、床のフローリングはもちろん、窓や建具まわりの大きな額縁、幅木や回り縁などに自然な木目が入った木材を多く取り入れています。そこに置かれる家具も木製で装飾的なデザインのものが多く、カーテンやファブリックには花や樹木をモチーフにした大胆な色使いの絵柄を採用しています。また、リビングダイニングは家族のコミュニケーションが取りやすいような対面式キッチンが多く、家族が一体となって暮らすことを目指していることが多いです。

 

北欧スタイル、北米スタイルのお家[施工例]

北欧スウェーデンのお家(1stBASE-014 K様邸)


深いブラウンの縦サイディングを採用した北欧スウェーデンデザインの平屋のお家です。
大きな屋根付きテラスが特徴です。木製のデッキは、広さも十分で、ご家族でBBQを楽しんだり、季節のいいときには、外気を楽しみながらゆっくりできるスペースです。
屋根には、光を取り込むために天窓を設置しています。
室内は無垢材をたくさん使ったナチュラルに仕上げています。むき出しの梁には、「控えめで小さな光を重ね合わせる」北欧スタイルの基本であるスポットライトを設置しています。
キッチンは大きく、作業台をアイランドにして、シンク側は、対面カウンターになっています。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。

北欧スタイルのナチュラルなお家(1stBASE-018 M様邸)


大屋根の妻飾りが目を引く北欧スタイルのお家。
白とダークブラウンの落ち着いたコントラストがきれいで庭の緑が良く似合います。屋根には、天窓も設置されているので、光の取り込みもバッチリです。バルコニー手摺やデッキは木で手作りした優しいデザインです。
リビングから直接出られるウッドデッキは、アウトドアリビングとして、いろいろな使い方が可能です。
無垢材をたくさん使用したナチュラルな室内には薪ストーブを設け優しさを演出しました。薪ストーブの上部は2階まで吹き抜けになっているのでストーブの優しい暖かさが家中を包み込んでくれます。書斎の机や本棚も木で製作しました。窓から見える鈴鹿山脈の雄大な景色を眺めながらゆっくり読書ができそうです!
このほかの画像は、こちらの施工例をご覧ください。

海の似合うアメリカンなお家(1stBASE-016 M様邸)


ヨロイ柄サイディングを採用したアメリカンな平屋のお家。
塀にレンガ積みを使用することで、オシャレな外観が、さらにオシャレになっています。
すべての部屋から伊勢の海が望める、毎日の暮らしが優雅に送れるプランになっています。壁紙には、ベージュのストライプを使い、サッシやと枇杷の枠に白をアクセント。一色の壁よりも、アメリカンな雰囲気を感じられます。
釣り好きなご主人専用のキッチン、釣り道具入れ専用の収納そして釣り道具を洗う場所を兼ね備えた釣り好きには夢のようなお家です。奥様専用のキッチンもありますので魚をさばくときの汚れを気にする必要はありません!
このほかの画像は、こちらの施工例をご覧ください。

 

洋風スタイルとマッチするレンガ積み

都市部にも校外にも

高増工務店の施工エリアである、四日市をはじめ、北西アリアのいなべ市・桑名市・鈴鹿市・亀山市、桑名郡(木曽岬町)、員弁郡(東員町)、三重郡(菰野町・朝日町・川越町)、中部エリアの津市、松阪市、伊勢市、志摩市、度会郡は、都市部で小さな敷地もあれば、校外のふんだんな敷地もあるので、さまざまなお家を施工してきました。
レンガ積みの得意な、当社では、これらのスタイルは、相性も良く多くのお客様に選ばれています。
(あわせてこちら、「洋風の家に欠かせない、レンガ積みの施工。レンガを取り入れることで実現する空間。〈施工例付〉」もご覧ください。)

最近、よくお問い合わせのある「魔女の宅急便」のお家

ここ最近、よくお問い合わせのあるお家のイメージに「魔女の宅急便にでてくるようなお家」「魔女の宅急便のパン屋さんみたいなお家」があります。([参考]こちら、ジブリパーク「魔女の谷」もご覧ください。)
この「グーチョキパン屋」のお家は、いくつかの特徴があります。
日本ではなかなか見れない屋根の勾配。13〜15寸くらいかと思います。
●デザインはハーフティンバー。ハーフティンバー工法はイギリスで多く用いられた工法です。高増工務店で採用しているツーバイフォー工法はティンバー工法を釘と構造用合板で作った感じです。
ハーフティンバーはイギリスでは黒い木と白いしっくいで作られています。この外壁を白いしっくいで塗るとイギリスにある伝統的なお家になります。もし、このイメージを目指すときは、外壁の下部分、地面から1.8mほどレンガを積むとかわいさの中にも重厚感が出てきますね。
●ちなみに主人公のキキが旅立つ前に住んでいたお家は、マンサード屋根が特徴的な北欧スタイルのお家です。
●ガレージは両開きシャッターのようですが、開閉にスペースが広く必要なのでここはオーバースライドのガレージシャッターがいいかもです。
●外壁のダメージ部分みると中はレンガつくりのようですね。ヨーロッパではブロックやレンガつくりのお家が多くみられますが、地震の多い日本では地震に強いツーバイフォー工法を用いて地震に強い高増工務店のレンガ積みでデザインをとって施工するのが一番です。
こうした特徴やお客様のご希望を採り入れた施工実績もございます。

▲写真は、「グーチョキパン屋」のお家をモチーフにアレンジしたお家です。

気になる洋風のお家のこと、レンガ積みのお家のことなどお家のことは、なんでもお気軽にご相談ください。
相談したからといってしつこい営業をすることはありませんので、不明なこと、不安なことなどぜひ一度、お話を聞かせてください。高増工務店は、半世紀にわたり、四日市市を中心に施工しています。お客様の要望も時代と共に変化してきていますが、建物、敷地など何か問題が発生したときでも、解決方法は必ずあります。
建物の購入をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。お客様の希望と予算と、想いをかたちにするお手伝いをいたします。


新築、だけでなくリフォームなどもお家に関するお問い合わせ、ご相談を承ります。
「お問い合わせ・資料請求」「お家づくり相談」よりお気軽にお問い合わせください。・
また、完成したお家をじっくりご覧いただけるイベントや季節に合わせたイベントも定期的に開催しています。ご都合のよいときにご参加お待ちしています。

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