TECHNOLOGY レンガ積み施工

レンガ積み施工

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耐震性が認められた手積みレンガの
技術はタカマスのならでは

ひとつ一つ丁寧な手積みによって建てられるTaFのレンガの家。レンガ積みを担当するのが本場カナダから日本に帰化したマイスターです。その独特な手法は本場でも高く評価され、仕上がりの美しさにも定評があります。

タカマスのレンガの家は『中空粗積工法』で建てられています。この『中空粗積工法』とは高増工務店が特許権(2021年10月19日/特許権失効)を取得していたレンガ積みの工法で、ツーバイフォーの外壁とレンガを特殊金物で結合して耐震・耐久性を高めた施工方法。 国土交通省の指定認証機関である(財)日本住宅・木材技術センターの耐震実験において手積みレンガの安全性が認められたタカマスならではの建築技術です。

素材を最大限に活かした技法と美しい仕上がりはレンガマイスターのこだわり

地震の多い日本では崩れやすいイメージのレンガですが、この工法なら一般の住宅でも安心して建築することができます。
ヨーロッパでは教会や宮殿をはじめ、伝統ある街並みにはレンガが多用されています。日本で有名な古いレンガ造りの構造物は東京駅や横浜港の倉庫などですが、レンガ壁自体の耐用年数も長く100年とも200年とも言われ、レンガそのものがもっている耐火・耐久性や湿気を調整する作用は優れた建材としてこのように古くから多用されてきました。また酸性雨や紫外線などに対しても劣化が極端に少ないため、建築後のメンテナンスの必要はありません。半恒久的に建物の資産価値を守ることができる点がレンガの最大のメリットなのです。

“タカマスのレンガの家はきれい”とうれしい評価をお客様からいただくことがありますが、そのレンガ積みを担当するのが本場カナダのマイスターと呼ばれる専門職のダックス氏(写真)です。
同じレンガを使って建てられた家でも、彼が手がける家は際立つ美しさがあります。自然素材ゆえにひとつ一つ色合いが異なるレンガを絶妙なバランスで配することで、日本人には真似できないような独特の趣きを醸し出していきます。タカマスのレンガ住宅の美しさは、本場で鍛えられた彼独自の美的センスが手がける建物にしっかりと表現されているのです。

国土交通省の認証機関で耐震性が認められたタカマスのレンガ積みとは・・・

地震などの外力、ゆれに対して基礎とレンガ壁が互いに干渉し合わないように、また構造体とレンガ壁が干渉し合わないように互いを分離することで外力のパワーを逃がしています。それはまるでレンガの壁が空中に浮いているような構造(中空粗積工法)。認証機関の耐震実験で安全性を実証されたタカマスのレンガ積みの家は地震に強い家です。※2021年10月19日/特許権失効

レンガ積みの家の耐久性を高めるタカマス独自の防水・防湿対策工事のポイント

1基礎とレンガはくっつけてはイケナイ!
ブルーシートで水を寄せ付けない

基礎の上に敷かれたブルーシートの役割は、レンガ壁と構造体との間の雨水がコンクリート基礎へ浸透することを防ぐほか、(雨水は水抜き穴によってレンガ壁の外に排出されます)基礎とレンガ壁を鉄筋で [基礎の上のブルーシート] 接合しないタカマスの中空粗積工法では、このブルーシートがアブソーバーの役割を果たし、地震など揺れが生じた際の緩衝となります。

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2レンガ壁とツーバイフォー構造体も
くっつけてはイケナイ!

基礎と鉄筋で接合されていないレンガ壁は、構造体とも全面接合されていません。その理由は地震などの揺れが生じた際に基礎と構造体の振幅の違いがレンガ壁にダメージを与えてしま [通気層が大切なんだね] うからです。タカマスのレンガの家は「中空粗積」の文字どおり、レンガ壁がどの箇所とも干渉されずに、浮いている状態です。構造体とレンガに40ミリの隙間を設けることで、充分な壁内通気も確保しています。

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3床下・壁内はしっかりベント
そのための通気口と水抜き口

年月の経過と共に風合いが増すレンガは恒久的な住宅素材ですが、家本体を支える木材が腐食してしまったらレンガの家も形無しです。木材の腐食の大半が結露や雨漏りが原因で、それを防ぐには壁内や床下に常に新鮮な空気を循環させて、湿気を屋 [オリジナルの通気口と水抜き穴] 外に排出することが効果的な方法。そのためにはレンガ壁にも通気口(弊社オリジナル製品)や、水抜き穴はなくてはならないものです。

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4雨水の侵入対策は
開口部周りをきっちりと!

レンガは素焼きのため、自らの調湿作用で湿気を吸収、排出します。しかし梅雨時など雨が続く日には水を排出しきれずに溜め込んでしまいます。レンガ壁と構造体との間に通気層を隔てたタカマスの家では、レンガと直接触れ合う [窓廻りはしっかりと防水を!] 箇所が唯一開口部廻りです。この部分からレンガが溜め込んだ雨水が木材(構造体)に浸入しないように弊社では防水シートを先張り、ガードしています。

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5雨がたまりやすい窓などの上部は
さらに二重のガード

開口部の上部(レンガ壁と接触している窓やドアの上部)は雨がもっとも溜まりやすく、雨水浸入には取り分け用心しなければならない箇所。レンガと接する最大のウイークポイントへの [窓枠の上が最も雨が浸入しやすいんだ。] 処置には、防腐・防食処理を施した亜鉛メッキアングルをちょうど屋根のように開口部枠の上部に設置します。さらにその上をブルーシートで覆ってしまいます。

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6念には念を入れる雨対策
外壁防水シートで密閉する

弊社ではスタッコやサイディング外壁の家の場合、デュポン製(made in USA)タイベック・ハウスラップの外壁下地シートが標準となっていますが、手積み作業期間の長いレンガの家 [壁面全体は上質な防水シートで!] は、下地シートが紫外線の影響を受けやすいため、さらにワンランク上の製品を採用しています。壁内の湿気を通気層へと排出して外の雨水はシャットアウトする優れた海外の製品です。

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レンガの家
1nd BASE 注文住宅
2nd BASE 規格住宅