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建築ガレージハウスが必要?後悔しないためのポイントを紹介[施工例あり]

ガレージハウスが流行だけど…インナーガレージ(ビルトインガレージ)にする必要ってあるの?
全国的に注目を集めているガレージハウス。
高増工務店がある四日市や周辺地域でもガレージハウスを目にすることが多くなっています。
もちろん、インナーガレージ(ビルトインガレージ)の設置を希望されるお客様やお問い合わせも多数いただきます。
「インナーガレージ」と「ビルトインガレージ」呼び方は違うものの建物内に組み込まれたガレージ(車庫)を示す言葉で意味は同じです。以前は、ガレージといえば、独立した離れになっていたり、カーポートくらいしか選択肢はありませんでしたが、さまざまな理由から、ガレージを建物に組み込むことも選ばれるようになりました。
若い世代の方々のクルマ離れが叫ばれていますが、地方都市では、まだまだクルマ社会です、一家で運転免許を持っている方は、それぞれ自分のクルマを持っていることが多いです。そのため、「保管場所がなくて…」というお話しは、今もよくきかれます。新築をご購入のお客様も最低でも2台分のスペースを確保されています。
また、首都圏では、「インナーガレージ付の賃貸住宅」「賃貸ガレージハウス」に人気が集まっているそうです。
ガレージ付賃貸住宅を専門に取り扱っているサイトもありますし、そこでは、キャンセル待ちや入居待ちをたくさん抱えている物件も多いそうです。大事なクルマを盗難や災害から守ることのできる住宅は、クルマの好きな方には、第一条件となりますよね。
販売用の戸建て住宅に目を向けると、首都圏など土地代の高い地域では、2階建て、3階建ての1階部分をビルトインガレージして、2階以上を居住スペースにあてる傾向があり、地方都市など土地代金の安い地域では、平屋の一部にガレージをつなげてしまうことが多いようです。
今回は、そんなガレージハウスについて、メリット・デメリットや高増工務店の商品(レンガの家やアウトドアハウスなど)との相性などを紹介していきます。

そもそもガレージハウスってどんなお家?

インナーガレージ/ビルトインガレージを備えること


クルマやバイクが好きな方なら、一度は憧れたことがあるのではないでしょうか?
ガレージハウス。前述の通り、ガレージ(車庫)を建物の中に取り込んだお家です。
クルマ好きな方が、いたずら防止のためや雨風にさらされることから守るために希望されるのは、想像つくかともいます。
ガレージハウスを購入するまでは、クルマが好きでもなかなかいじれなかったり、洗車も洗車場やガソリンスタンでしていたかもしれません。でも、ガレージハウスがあれば、簡単な整備やタイヤ交換なんかもできちゃうかも。洗車もゆっくり時間をかけて細かいところまで綺麗にできちゃいます。インナーガレージなので、家族の気配を感じながらガレージにこもって好きなだけ…なんてことも。
同じように、バイク好きな方も。複数台所有のバイクも一度に屋根のある鍵付き空間に保管できる。
バイクは、クルマよりも比較的容易に整備することができます。スペースも少なくて済みますし。そんなバイクいじりが好きな方は、休日には、つなぎを着てガレージで一日過ごす…なんて生活になるかもしれません。

ライフスタイルが大きなポイント?


ガレージハウスは、そんなクルマやバイク好きな方のためのものと考えられがちですが、実は、クルマを所有しているなら、お家を購入の際には、考慮に入れて損はないお家なんです。
建物の中にガレージを備えることで、雨に濡れずにクルマに乗り降りできます。買ってきたものを傘を差して長い距離運ばなくてよかったり、子どもたちに雨具を用意しなくてもよかったりするので、実は、家事や育児にも一役買うのです。
さらに、インナーガレージの目的は、クルマの保管にとどまりません。
DIYが趣味の方には、雨風があっても、快適に作業できる空間としてもってこいです。洗い場などを設置すれば、汚れを室内に持ち込むこともないです。
お子様が、小さいうちにはガレージにプールをおいて水遊びにも最適な空間です。
室内だと匂いが気になるBBQなんかもガレージならそんなに匂いも気になりません。
ガレージの中を少し整備して机や椅子を持ち込めば、わざわざひと部屋設けなくても、書斎や在宅ワークスペースにも利用できるかも。
そう考えるとガレージハウスは、住まわれる方のライフスタイルによって良くも悪くもなるのかもしれません。

 

ガレージハウスのメリット

愛車の保管


ガレージハウスは、壁とシャッターによって内部を保護できるので、大切なクルマやバイクを風雨はもちろん、台風やゲリラ豪雨などの激しい風雨や雹から守ることができます。砂ぼこりや紫外線など汚れからも守ることができるため、洗車の回数を減らすこともできるでしょう。
大切な愛車を保管しておくガレージが、建物に組み込まれているということは、大切な愛車をいつでもすぐそばに置いておくといっても過言ではないです。クルマやバイクの愛好家にとって、すぐ近くに愛車がある安心感は格別なものかもしれません。リビングや書斎をインナーガレージと直結にしたり、ガラス一枚でいつでも愛車を見ることができるようにする方もいらっしゃいます。愛車を観ながら、晩酌…なんてことも可能になります。
また、大切なクルマやバイクをメンテナンスしたり、カスタムをするのにも、人目も気にならず、作業中に雨が降ったりしても安心です。マニアックな音の出るような作業であってもガレージの中なら、音を抑えながら作業することも可能になります。さらに乱雑になりがちな、カーグッズや工具、メンテナンス用品をかっこよく収納しておく場所としても重宝します。
近年、電気自動車も増えています。家庭用電源で自動車の充電をしたりするのにも、屋外のスペースで充電するより、ガレージ内に設置することで安心して充電することができます。

別の用途に使える


雨の日のクルマの乗り降りは、思っているより面倒なものです。ましてや、買いものしてきた荷物をお家に運ぶのも傘を差しながらの作業となるとこれまた大変です。インナーガレージ(ビルトインガレージ)の場合、お家から直接ガレージに入れますから、移動距離も短くなり、雨風をさけ、荷物の出し入れも楽です。小さなお子様を連れての移動、さらには介護が必要なご家族の移動も安心になります。
お子様が小さなうちは、夏はお家でプール遊びをすることもあるかと思いますが、ガレージの中なら、適度に日差しを避け快適にプール遊びを楽しめます。洗車用などに水道を設置しておけば、水を貯めるのも気軽にできるようになるでしょう。小さな滑り台やコンパクトなブランコなどを置いておくのにもいいスペースかもしれません。
クルマいじりの他にも「趣味を楽しむ場所」にも最適です。
例えば、前述のDIY。作業中は、ゴミや匂い、音などもでるため、人目を気にしたりすることになるものですが、ガレージの中なら存分に楽しめます。DIYの道具や作業中の制作物もそのまま置いておいたりすることも。
お家でアウトドアを楽しむスペースとして、ウッドデッキの設置がありますが、ガレージもまたアウトドアを楽しむ拠点になります。雨風を気にせず、BBQを楽しんだり、お子様のテントスペースにして、一晩過ごしたり…まさしくお家キャンプです…そんな楽しみ方をしている方も多いです。
少し、スペースが必要になりますが、バーカウンターやカラオケを設置して、仲間と一緒に夜遅くまで楽しむなんてことも。
されに、ユニークな使い方としては、シアタールームにしてガレージの中で映画を楽しむなんて方もいらっしゃいます。空調もいれれば、快適な秘密基地になるのかもしれません。
コロナ禍に置いては、ガレージが在宅ワーク用の書斎になることも多かったのではないでしょうか。
アイデア一つでいろいろな使い方ができるのもインナーガレージ(ビルトインガレージ)の醍醐味なのです。

空間の有効活用そして税金対策

高増工務店の施工エリアは、三重県四日市市をはじめ、北勢エリアのいなべ市・桑名市・鈴鹿市・亀山市、桑名郡(木曽岬町)、員弁郡(東員町)、三重郡(菰野町・朝日町・川越町)、中部エリアの津市、松阪市、伊勢市、志摩氏、度会郡を中心に、また愛知県の一部まで網羅しています。その施工エリアのなかでもガレージハウスには、二つのパターンがあります。
一つは、限られた敷地の中にインナーガレージを設置するため、居住スペースが2階、3階へと上に上がっていくパターン。狭い敷地の中にも贅沢な空間の使い方ができます。
もう一つは、敷地に余裕があるので、居住スペースにガレージを横につけるイメージの建物になる場合。この場合は、外観のイメージもいろいろ考えられるので、オーナーのセンスが輝きます。
一般に延べ床面積のうち1/5以下をガレージ部分に割くとそのスペースは固定資産税の「計算外」となり、延べ床面積が少なくなりますので固定資産税額も低くなるというメリットがあります。都市部では、土地の値段が高いので固定資産の減額はお財布に優しいお家になります。仮に家の敷地外に駐車場を1台分借りた場合、場所によっては、年間20万以上となることもあるでしょう。そう考えても、ガレージハウスはメリットのあるお家です。
もちろん、家の一部として考えるので、全く固定資産税の対象にならないようなカーポートなどの設備に比べると値段は上がります。ですが、駐車場としての設備が簡素になり、評価額が下がるということもあります。ガレージハウスにするかカーポートにするかは、一考の価値のあると思います。固定資産税低減と駐車場代節約が考えられるガレージハウスは、長い目でみるとお得になることもあるのです。

 

ガレージハウスのデメリット

コストが心配


インナーガレージ(ビルトインガレージ)を組み込む場合、構造的には大きな開口が必要になったり、各種設備の設置や居住スペースを上にとるか、横にとるかなど敷地の一部に駐車場を設けるよりコストがかかります。
ですが、クルマを安心して保管したり、別の用途を楽しんだり、そんなメリットを考えると納得のいくコストアップかもしれません。しっかりと考えられたお家は、一生住むことのできるお家となり得ます。日々の暮らしのなかに利便性や楽しさを取り入れることは、より豊かな暮らしを送れることになります。お家の購入には、こうしたことも考慮に入れるとデメリットもメリットになるのかもしれません。

間取りの工夫が必要


インナーガレージ(ビルトインガレージ)は、建物に組み込むため、後から広さを調整することは難しくなります。したがって多少の余裕を持たせたり、将来的に所有するクルマの台数、大きさなど考慮することも大切です。
2台以上の大開口部を設けることは、構造的にも考えねばなりません。ですが、その辺のことは、私たちプロにおまかせください。高増工務店には、経験と実績のある設計士がいますので、安心して相談いただけます。

 

施工例

Divine


高増工務店のモデルハウスとして長らく活躍した建物です。(現在は、クローズしています)
2階建て+屋根裏部屋を備えた洋風のレンガの家です。
レンガのアーチが美しい入口を持つインナーガレージには、玄関から玄関収納を抜けています。電動のリモコンシャッター付きですので、車内からドアを開閉してクルマの出し入れができます。シャッターはオシャレな巻き取り式です。
イタリアの諺に『家が明るすぎると月に憎まれる』というものがあります。明るすぎる家庭というものは月の光よりも明るく、月もうらやむという意味だそうです。たとえどんなに経済的に恵まれようとも、どんなに名声を得ようとも家庭をもった人にとって、明るい家庭に勝るものはないということですね。
Divine[ディヴァイン]は、このコンセプトから誕生した上質の住まいです。
外壁は、写真からも十分にわかる、美しい仕上がりのレンガ積み。重厚さのなかに高級感が漂う外観です。
玄関を入ると広いホールから2階へと続く半螺旋の階段。一瞬、外国にきてしまったのかと間違えてしむほどです。広いキッチンにはアイランド式の作業場も備え、料理が楽しくなる作りです。キッチンに併設して、レンガ造りの釜も設置。本格的な窯焼き料理を味わえます。キッチンの奥には、半地下のワインセラーを完備。いつでも、最高の状態でワインを保管しています。2階には、マスターベッドルームに子供部屋。シャワールームが独立したバスルームも広々。
さらには、秘密の屋根裏部屋も…
このほかの画像は、こちらをご覧ください。

1stBASE-001 H様邸


ラップサイディングが印象的な、アメリカ西海岸に建っていてもおかしくないような外観のお家です。
2台駐車可能なインナーガレージは、入口も2台分セパレートされています。中に入ると、2台分プラスアルファアの大きな空間が広がっています。車やバイク、自転車をいじるだけでなく、DIYなどにも便利な空間です。
ガレージ前にも駐車スペースを設けていますので、お客様や将来クルマが増えても安心です。
ドーマーの設置からもわかるように、小屋裏にもお部屋があります。ツーバイフォー工法では、その特性上、小屋裏に柱を建てることなく大きな空間をつくることができます。
お庭には、天然の芝生と歩道を設けたり、ポストもアメリカンなものに。間口にウッドデッキのテラスを設置して細部までアメリカンテイストにこだわっています。天気のいい日には、このテラスでひなたぼっこや、ちょっとしたBBQをするのにも十分な広さです。
室内は、北米の雰囲気を大切にするためドライウォール仕上げを採用しました。照明も赤毛のアンの世界に入り込んだようなイメージのものを選んでいます。
●ラップサイディングとは
幅の細い板を1枚1枚ていねいに重ね張りして仕上げる工法で、欧米の木造建築に外壁として使用されています。
●ドライウォール工法とは
内装壁や天井に石膏テーパーボードを貼り、ボードの継目にジョイントテーピング及びパテ処理を施します。そうした施工により強くて気密性の高い大壁を作ります。
このほかの画像は、こちらの施工例をご覧ください。

1stBASE-005 K様邸


シンボル的な8角形の塔屋が目を引く建物です。
ガレージは、全体にレンガ積み。様々な色彩のレンガを用いているため単一の色では、できない風合いを醸し出しています。このレンガ積みは、塔屋の下部まで続き家を一回りしています。白い壁とのマッチングが美しいアクセントとなっています。
石畳のアプローチからエントランスのアーチも美しく全体にピッタリです。
塔屋の室内は、お客様をおもてなすティールームなっています。屋根にのるドーマー(窓)も室内に光を取り込みます。
室内の壁にもレンガをアクセントに使っているので、味わいのあるインテリアに仕上がっています。
こんな洋風の家にも和室を完備しています。洋風の家でも不思議と和室はマッチするように純和風ではなくうまく室内の調和を保つように工夫をしています。
このほかの画像は、こちらの施工例をご覧ください。

 

レンガのお家とガレージハウス

レンガのお家との親和性

高増工務店のレンガの家(レンガ積みのお家)とガレージハウスは合うでしょうか?
施工例でもわかるように、違和感はないと思いますが、いかがでしょう。レンガの家は、もともと洋風のお家。ガレージハウスもネーミングからもわかるように洋風のイメージが強いものですので、親和性は抜群です。

豊富な経験から生まれるアイデア 設置の際の注意


デメリットの項目でもお伝えしましたが、インナーガレージ(ビルトインガレージ)を設置する際には、構造的な考慮が必須となります。ガレージの上に居住スペースをレイアウトするにしても、お家に直結でガレージをレイアウトするにしても、ツーバイフォー工法なら、強度を保ちながらこうした十分な広さのスペースの確保が可能です。
レンガの家は「中空粗積工法」で建てられます。この「中空粗積工法」はレンガ積みの工法で、ツーバイフォーの外壁とレンガを特殊金物で結合して耐震・耐久性を高めた施工方法なのです。
外観は、レンガ積み、内観は木製。ガレージ内にレンガのアクセントを加えることで、無機質になりがちなガレージもオシャレな空間に変化します。ガレージの内装も普通のお部屋と同じように窓を配置し、壁紙も明るいものにすると、ガレージといえども長く過ごしたくなる空間になります。こうしたアイデアは、長年のオーナーとの打ち合わせや施工、さらには海外視察などの経験からでてくるものなのかもしれません。高増工務店では、ガレージをどこに配置するのが一番効率的で、外観もオシャレなものになるか、永く住んでいただけるにはどんなお家がいいのか、常に考え実践しています。
ガレージハウスをお考えの方は、もちろんお家をお考えの方、四日市はもとより、三重県全域、愛知県にも多くの住宅を建てている高増工務店に一度、ご相談ください。


高増工務店では、新築、リフォームなどお家に関するお問い合わせ、ご相談を承ります。
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また、完成したお家をじっくりご覧いただけるイベントも定期的に開催しています。ご都合のよいときにご参加お待ちしています。

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