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コラム

建築平屋の暮らしを満喫する〜平屋のいいところ、悪いところ

大人気の平屋住宅。その人気の秘密を深掘りしてみよう!
居住を目的として建てられた建物(居住専用住宅:一戸建てか集合住宅かは問わない)は、国土交通省「建築着工統計調査」によると、2016年には建築物の総数459,585戸のうち平屋は、37,947戸。割合としては8.3%でしたが、年年増加していて、2021年には、447,404戸のうち55,828戸が平屋で、割合としては、12.5%です。1割ちょっとですから、平屋は、少数派ではあるのですが、都市エリアでは、少なく校外では多い傾向にあるようです。
今、全国で大人気の平屋(平家)。高増工務店の施工エリア(四日市をはじめ、北西エリアのいなべ市・桑名市・鈴鹿市・亀山市、桑名郡(木曽岬町)、員弁郡(東員町)、三重郡(菰野町・朝日町・川越町)、中部エリアの津市、松阪市、伊勢市、志摩氏、度会郡を中心に、また愛知県の一部も施工)でも、たくさんのお問い合わせをいただきます。
ちなみに、「平屋」と「平家」、どちらが正しいでしょう?実は、どちらも間違いではないようです。一般に、チラシやホームページなどでは、「平屋」を使われることが多いですが、不動産登記の書類や、建築基準法では表記に「平家」が使われます。
平屋は施工する土地の広さによって、大きさはさまざま。もちろん、2階以上の住宅も大きさは、様々ではありますが、平屋は、特にその特長が、顕著にあらわれます。
今回は、そんな平屋の人気について深掘りして伝えていきます。

平屋のメリット・デメリットとは?

[メリット]20年後も快適に暮らせるお家


注文住宅の完成引き渡しまでには、大きく7つのステップがあります。
●上下の移動がないのは、大きなバリアフリー
1階から2階、2階から1階。階段の上り下りがないのは、年齢を重ねても移動の妨げが少ないバリアフリーであると言えます。加齢による体力の変化があっても快適に暮らせる住宅と言えます。
●生活動線がシンプルな構成になる
生活動線とは、家の中で人が行き来する動きを表した線です。この生活動線が複雑になると効率が悪くなり、日常生活でストレスが生じることになります。例えば、洗濯スペースが1階にあり、干す場所が2階にあると移動がたいへんになるかもしれません。でも、平屋なら、上下の移動がないので生活動線がコンパクトにまとまります。
また、お部屋同士の距離も少なくなるので効率のよい生活動線をつくることができます。
●家族の気配を感じやすい
平屋は子どもの気配を感じやすく、コミュニケーションが取りやすいところも大きなメリットです。別の部屋にいたとしても、部屋と部屋の距離が近いのでお互いの気配を感じやすくなります。小さなお子さまを目の届くところで遊ばせやすくなり、階段からの転落事故の防止にもなります。お子さまが、自分の部屋を持つようになってもリビング中心の間取りにすると自然と顔を合わせる機会も増え、コミュニケーションが少なくなることも防げます。
●地震の揺れに強くなる
建物は高いほど、地震による震動の影響を受けやすくなります。二階建てより一階建ての平屋のほうが、地震の振動の影響は少ないといえます。また平屋は上からの荷重が少ないため、構造が安定しやすく耐震性が上がるのも大きな特長です。
●庭から縁側、そしてリビングまで一続き
平屋の家は、庭も部屋もひとつづきの感覚。リビングを中心に一続きになっていると個室からリビングを抜けて庭に…なんて動きが日常化します。リビングを中心にして、各部屋が繋がると家族同士の交流もシンプルになります。
●掃除がしやすくなる
掃除機をもって、上下の移動をしなくていい。家事を行うことを考えると移動が少なく住むのは大きなメリットです。また、人気のロボット掃除機もリビングだけでなく、各部屋まで動き回ってくれるかもしれません。
●メンテナンス費用や光熱費が節約できる
平屋は、2階建て以上の住宅に比べてメンテナンスする面積が少なくなるため、費用が抑えられます。例えば、外壁の修理を考えると目安になるかもしれません。また、ワンフロアであるため冷暖房の効率もよくなります。暖かい空気が上に上がり1階が寒くなってしまう…なんてことも防ぐとことができます。

[デメリット]敷地の広さが必要になることも

●敷地の大きさと、固定資産税
平屋を建てるには、2階建てと比較すると大きな土地が必要になります。都市部より郊外に多いのはそのためです。
また、平屋は同じ坪数の二階建てと比べて、固定資産税が高くなります。なぜなら、二階建てに比べ土地の面積が広くなることや平屋のほうが屋根や壁などに多くの資材を使用するため、資産価値が高いと見なされることなどが挙げられます。
●日当たりに考慮が必要
ワンフロアで間取りを収めるため、家の真ん中では、採光がとりにくくなるかもしれません。また、近くに2階建てや3階建てなどが建つと日当たりが悪くなってしまうことも。ですが、中庭を設けたり、天窓を上手に使ったり、工夫をすることで補うことができます。
●床上浸水が起きた場合、家全体が被害にあうリスク
豪雨や河川の氾濫により、床下、床上浸水のリスクが高くなります。ハザードマップに注意して対策が必要になる場合もあります。
●防犯対策をしっかりと
全ての部屋が一階にある平屋は、外部からの侵入に対策が必要になる場合もあり、全ての窓、出入り口に防犯対策が必要になります。庭が道路に面している場合、洗濯物をどこに干すべきかという問題も出てきます。平屋を建てる場合は、プライバシーの配慮も大切な要因となります。

 

生活シーンに対応する平屋の間取りを考える

ゆとりのある間取り


高増工務店では、平屋を建てる際、2階建て以上に間取りを注意深く考えます。
YouTubeチャンネルにいくつか平屋のプランを紹介しています。ぜひ、ご覧ください。
●2人暮らし、20坪のプラン
コンパクトながらも充実の収納を備え、玄関ホールには飾り棚。BBQができる縁側。さらに、庭との一体感を感じられる窓配置、庭を眺められるキッチン、リビングの隣の和室はオープンに。書斎や収納として小屋裏を利用…そんなアイデアをつめこみました。
【二人暮らし】 平屋 |20坪プラン|縁側デッキ|書斎|小屋裏|

●ファミリー向けひろびろ42坪プラン
「家族の休日」がテーマです。平屋に塔屋とアーチをプラスした印象的な外観。多目的につかえるようにウッドデッキを広く。キッチン周りは、平屋でも贅沢にアイランド型+収納力のあるパントリー。導線を考慮したランドリールーム。洗濯物を干すスペースを室内外に。たっぷり収納で使いやすく。
【ファミリー向け】塔屋| 平屋 |42坪プラン|デッキ|書斎|ネイルルーム|ランドリールーム|

高増工務店のYouTubeチャンネル「我が家は愉しい」では、手描きプランを制作過程から公開中です。手描きならではの味わいをお楽しみください。

平屋ならでは外観とは?


平屋に限らずですが、まずは、全体のイメージを固めましょう。全体のイメージを決めることで、細かなパーツを具体的に決めていくことができます。この順番が逆になると、ちぐはぐな外観になることが多いです。
次に、屋根を意識して考えます。平屋の場合、屋根は低く外から見える屋根の面積が広くなります。外観を印象づける重要ポイントになりますから、施工例などを参考に、家全体のバランスを見ながら形や色、素材を選んでいきます。
ウッドデッキやバルコニーも重要な要素です。洗濯物を干したり、BBQをしたりなどの用途を担うことになります。外観と一体化してオシャレに見せることが大事です。
最後に、窓のサイズと配置です。窓を工夫することで、平屋の外観の印象は、大きく違ってきます。大口径の窓を設けたり、明かりを採るために、天窓やドーマーを利用したり…
高増工務店では、50年の施工実績とノウハウで、お客様の希望を叶えるご提案をしています。お気軽にご相談ください。

 

施工例

1stBASE-014 M様邸


塔屋とアーチ壁が印象的な外観の平屋です。ヨロイ柄ディングとアクセントにレンガ積みを使用しています。
3つの居室とネイルルーム、ユーティリティーと十分な収納を備えたています。
居室は、シンプルな壁紙ですが、水回りのトイレ、洗面室は、壁紙を工夫してアクセントにしています。
洗面室は、テーブル部分を広くとっているので、朝の洗面渋滞にもラクラク。
天井高のあるリビングダイニングルームは特別な居心地です。
また、弧を描く塔屋は窓をふんだんに配置して、一日中陽のあたるパノラマスペースです。
このほかの画像は、こちらの施工例をご覧ください。

2ndBASE-001 H様邸


レンガ積みの注文住宅で有名な高増工務店ですが、鈴鹿セブンマウンテン(鈴鹿山脈)にピッタリな規格住宅もつくっています。
2nd BASEという名前の規格住宅シリーズは、平屋の5PEAKSとロフトハウスの8PEAKSを展開しています。
(詳しくは、こちらをご覧ください。)
5PEAKSは、間口いっぱいのウッドデッキが印象的な建物です。
この施工例のお家は、左側の書斎の前の奥行きを大きくしています。アウトドア好きなオーナーの書斎から直接ウッドデッキに出られるため、ウッドデッキの方が書斎のようになってしまうそうです。BBQをするにも十分な広さですので、休日には、家族でゆっくり楽しめます。多少の雨なら防いでくれるので、多少天気が悪くてもつい椅子に座ってティータイムを楽しめます。このウッドデッキは、下の空間に入れないように塞いでいるので、雑草対策や防虫対策も万全です。ウッドデッキの段差に腰掛けて、おしゃべりをしたり、ウッドデッキの上は、子どもの遊び場にも最適です。
外壁は、ウッドサイディングを用いているので、さらにナチュラルな印象になっています。
2nd BASEは、ちょっとした汚れたものでも気にせずしまっておける玄関収納をほぼすべてのモデルに備えています。
リビングは、天井を高くして平屋ならではの広い空間を実現しています。壁には、アクセントウッドを使って、山小屋の雰囲気をそのままにオシャレな空間に仕上げています。
このほかの画像は、こちらの施工例をご覧ください。

レンガの家-005 M様邸


レンガ積みのタイニーハウスです。
母屋のそばに離れとして建てられたお家は、オーナーの趣味を楽しむお家です。
印象的な玄関ポーチは、アーチ壁を使い、直接陽があたらない造りです。隠れ家的な要素のお家ですので、窓は、少なめに。
内観は、木で構成されていて、オーナーが大好きなウエスタングッヅが際立ちます。部屋の中にいると、西部劇の世界に飛び込んでしまったかのようです。こんな内装も愉しいですね。
このほかの画像は、こちらの施工例をご覧ください。

 

高増工務店の平屋

レンガ積みの平屋のお家


高増工務店の平屋は、注文住宅「レンガの家」はもちろん、「1stBASE」でも展開しています。
さらに、規格住宅2ndBASEでは、5PEAKSシリーズとして平屋をラインナップしていています。
注文住宅は、その名の通り自由設計になりますので、間取りも外観もイメージに合わせてすすめることができます。
最近では、レンガのお家にインナーガレージ(ビルトインガレージ)を組み合わせたガレージハウスも人気です。
高増工務店の施工エリアでは、比較的広い宅地が多いので、平屋も十分な広さを備えることが多いです。市街地でも、工夫次第で使いやすい「平屋の間取り」が実現できますので、お気軽にご相談ください。
1stBASEの施工例をYouTbeチャンネル「我が家は愉しい」に公開中。北米スタイルの洋風のお家です。
【平屋】 北米スタイル|レンガ積み|蓄熱式床暖房|漆喰|施工例

規格住宅にも展開している平屋


2ndBASEは、リリースして3周年を迎えました。
5PEAKSも8PEAKSもコンパクトな作りで、2人暮らしにもピッタリ。別途費用がかかりますが、お部屋を増やすことも可能なので、お子さまのお部屋を増やすなんてことも。
山小屋風の木の外観は、鈴鹿山脈の麓などの自然豊かな立地はもちろん、市街地にも馴染みます。ウッドデッキを標準で備えているので、晴れた休日に家族や仲間とBBQを楽しむ、そんな生活もOKです。
現在、2ndBASEリリース3周年キャンペーン中です。
今だけ、選べるオプションをプレゼントしています。
詳しくは、こちらの高増工務店ホームページのニュース&イベントをご覧ください。
しつこくの営業をしたりすることもありません。安心して、気軽にお声掛けください。お家に関するエキスパートが対応します!


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また、完成したお家をじっくりご覧いただけるイベントも定期的に開催しています。ご都合のよいときにご参加お待ちしています。

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