COLUMN
コラム
建築コンパクトな洋風のお家〜三重県に最適なお家とは?

四日市市を中心とした三重県の北部各市町村は、名古屋市を中心とした中京経済圏に近く、また、少し足を伸ばせば、近畿地方も遠くはありません。鈴鹿山脈を中心とした山岳地域もあれば、海岸線は、伊勢湾に面していて利便性だけでなく、環境も良いエリアです。名古屋や大阪から移住される方も多くなってきています。
都会から移住される方の多くは、豊かな自然環境で、自然に触れあいながら、ゆったり、のんびりと、大切な方々と過ごす暮らしを求めているように思います。
こうしたライフスタイルをより充実するものにするための拠点となる「お家」は、決して大きなお家である必要はなく、必要なものを必要な分だけ突き詰めたコンパクトなお家を好まれます。
三重県は、名古屋や大坂などに比べると、敷地面積は広くとれ、坪単価もリーズナブルにもかかわらず、こうしたコンパクトなお家に人気が集まってきているのは、きっと理由があるはずです。
今回は、コンパクトなお家に焦点をあて、その人気の秘密を解き明かしていきたいと思います。
目次
コンパクトなお家とは?
コンパクトなお家の大きさ

「コンパクトなお家」とは、どのくらいの広さのお家でしょうか?
この広さより大きかったら、「コンパクトなお家」ではないといった、明確な線引きがあるわけではありません。
一般的は、延床面積30坪を基準に大きさを区別するようです。建物の申請や検査では、延床面積100平方メートル(=30.25坪)を境にして申請料が変わることを加味しても30坪以下のお家を「コンパクトなお家」と呼ぶのは妥当だと思います。
なぜ、コンパクトなお家が人気なのか


コロナ禍以降、正確には2020年以降、私たちの生活や経済環境は大きく変わりました。こうした変化は、世代を超えてお客様の価値観も変えていっています。
つまり、生活の基盤となる「お家」に要求するものも変わってきているのです。「開放感があってひろい大きなお家」といった単に広さや大きさを求めるのではなく、「自然が身近にある暮らし」「お家に長くいても気にならない居心地の良さ」「家族との距離感」といったライフスタイルに影響をする要素をお家に求めるようになってきました。
充実した暮らしを永く続けるためには、こうした本質的な部分を考えた部分を重要視するようになって来ているのです。
「豊かさ」といったものも概念に変化が生まれています。ものをたくさん所有することを目標として物理的な豊かさを求めるため大きさを重視したお家を造るのは現代のニーズとしては、少なくなってきています。
現代は、インターネットやSNSさらには生成AIなど、情報を供給するメディアがたくさんあります。気になってチェックしたものは、より深く広くリコメンドされるよう情報が追加され、自分だけにパーソナライズされた情報に育っていきます。
つまり、物を増やすと言うより、身近で有益な「情報」を増やす時代といえます。
また、暮らしの中で感じる「豊かさ」は、 人と関わりや、自然の中で過ぎゆく時間を感じ、居心地のいい安心できる場所としてお家をとらえ、物と言うより精神的な豊かさを重視することが多くなっているのです。
こうした、考え方の変化により、基盤となる「お家」は、ただ大きさ的に小さいということではなく住む人に合った、豊かに暮らすためのひとつのかたちになってきているのです。結果、コンパクトなお家の人気が高まってきているのです。
コンパクトなお家でも必要なこと

コンパクトなお家の人気が高まっているといっても、単に「小さなお家」が良いと言うことではありません。
コンパクトなお家を建てる前に考えてほしいのは、まず、自分の生活を10年先、20年先の未来まで考えることです。
これは、コンパクトなお家に限らずですが、10年先、20年先、自分ばかりでなく家族の生活パターンが変わったら?子どもたちが大きくなってお家から出て行った後は?老後はどんな生活にしたい?など。
といっても、全てを決めておくと言うことではなく、余裕を持って臨機応変にできるように考えておきたいのです。今は、必要でも、長い目で見るとそうでもないかも?といったこととも出てくることもあるでしょう。
さらに、自分や家族が、どんなことに喜びや幸せを感じるかということをつかんでおくことが大切です。
どのように過ごしていければ、楽しく、わくわく過ごせたり、心が落ち着くのか。
暮らしの中で本当に大切にしたい時間やことを整理して反映させていくことで、小さいだけのお家ではなく、コンパクトで充実した暮らしができるお家に育っていくのです。
抽象的なお話しが多くなってしまったので、少し具体的なお話しを。
高増工務店の建てるお家は、レンガの家をはじめとした、洋風のお家。ちいさいころから想い描いていた絵映画に出てくるようなテイストのお家、絵本にでてくるようなお家、そんなお家を目標とする事だって大事なんです。コンパクトなお家だから、洋風にはできない。なんてことはないのです。
つまり、コンパクトなお家=安いお家ということではないのです。もちろん、費用に重きを置くことも大切です。ですが、洋風テイストにすることで、気持ちが上がるのであれば、考慮することは大切ですし、そこに費用がかかるのであれば、そこは、検討吟味になければなりません。
部屋数もそうです。家族みんなが、楽しめるのであれば、それぞれの個室も検討する必要があるでしょう。逆に、大きくなっても家族みんなで寝るのが幸せと考えれば、子どもたちが大きくなっても一緒に寝れるように
寝室を一つにすることも大切になります。
お家をとことん楽しむために
ウッドデッキ

アウトドアライフが好きな方なら、お家を建てる際にウッドデッキを設置するのは、デフォルトかもしれません。でも、アウトドアライフがそんなに好きではないという方にも、利点は、たくさんあります。
子どもたちの外遊びスペースとして、庭よりも身近なスペースになりますし、アウトドアリビングとして家族の寛ぎの場としても有効なスペースです。
近年、ベランダやバルコニーは、お手入れや使用頻度の低下も考えて、設置しないお客様が多いですが、逆にウッドデッキは、用途の広さやリフォームの際にはずすことも視野に入れることができるので、アウトドアライフがメインでなくても「楽しむ」ために有効なものになっています。
ウッドデッキに関しては、こちらもご覧ください。
サウナ

近年のサウナブームの後押しもあって、お家にサウナ設備をと考える方が増えています。
自宅サウナと言うと、一人世帯や二人世帯のものじゃないかと思うかもしれませんが、先々のことを考えれば、子どもたちが大きくなって入るようなることも考え得ることですし、バレルサウナといった庭や屋外に設置するものであれば、コンパクトなお家に併設して、使わなくなったら処分したり別なものにといった考え方も可能です。
●室内で楽しむサウナ
・インドアサウナルーム/自宅の部屋に設置できる、据え置き型または埋め込み型のサウナです。電気式ヒーターを使うものが多く、マンションや都心部への設置にも適しています。
・遠赤外線サウナ/遠赤外線ヒーターで体を芯から温めるタイプです。比較的低温で、高温に弱い方や長時間の利用に適しています。
・スチームサウナ(浴室用)/既存の浴室にミスト発生装置を設置して利用するタイプで、手軽に導入できるのが特徴です。
●屋外で楽しむサウナ
・バレルサウナ/庭や屋外に設置する樽型の木製サウナです。自然の中で本格的なロウリュも楽しめます。
・サウナ小屋/庭に設置する本格的な木造のサウナです。
・テントサウナ/簡易的なテントを立てて利用するサウナで、手軽に設置・撤去ができます。薪ストーブと併用してロウリュを楽しむこともできますが、一酸化炭素中毒のリスクがあるため注意が必要です。
※ロウリュ〜フィンランド発祥のサウナ入浴法で、熱したサウナストーンに水を注ぎ、発生した蒸気をタオルで仰ぎ熱波を送ることで、発汗とリラックス効果を高めるものです。
自宅サウナの設置には、注意点があります。
①建築基準法の基準により設置できない場合がある
建築基準法において、一般的な住宅の床は「㎡(平方メートル)あたり約180kgに耐えられる」設計となるよう定められています。そのため、180kgを超すサウナは床が重さに耐えきれなくなる恐れがあるため設置できません。仕様によっては補強材などの対応が必要になることもあります。
②築年数の古い木造には設置が難しいことも
今回のお話しは、新築での事なので、あまり考慮することはないですが、(サイズや規格にもよりますが)100㎏以上の重さのものもあります。同じ場所に何年も置くとなると、築年数が経っている木造住宅の場合、底が抜けてしまう可能性があります。そのため築年数の古い木造住宅では、室内の設置は難しいことがあります。
③地域によっては消防署への確認が必要
お住まいの地域が防火地域、準防火地域であると、消防署への確認が必要です。地域によりルールも異なりますので、設置される前に事前に確認しておくと安心です。
楽しめるコンパクトなお家[施工例]
北欧スウェーデンのお家(1stBASE-014 K様邸)

縦サイディングを採用した北欧スウェーデンデザインのお家。
瓦もスエーデンの住宅のようにモザイクに敷いています。大きな屋根付きテラスが特徴です。玄関前にもテラスと同じようにフェンスをつけています。外観から分かるように天窓をいくつか設置し、室内をより明るくしています。
インテリアには無垢材をたくさん使ったナチュラルなお部屋に仕上がっています。
天井は、高く、梁をあえてむき出しにしてそこにスポットライトを設置しています。開放感があり、かつスポットライトで夜は隅々まで明るくなるよう設置しています。
広いキッチンは、シンク側がカウンターになっています。コンロを壁に沿わせることで、キッチンとリビングの一体感が増して、お部屋が広く見え、コミュニケーションもとりやすくなっています。作業台がアイランドになっているので、複数人での作業も余裕をもっておこなえます。
延床面積は33坪ほどですが、開放感があるためのびのびと使えます。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。
音楽家が集う防音室のある平屋のお家(1stBASE-022 O様邸)

白い外壁にレンガのアクセントが良く似合う平屋のお家。家の前は植栽や畑を楽しむスペース。休日はお子様たちと育てた野菜でBBQを楽しめます。
お家を建てる前まではスタジオを借りて演奏の練習をしていましたが、今ではご自宅でゆっくり仲間たちと練習ができるとのこと。時間を気にせず、音漏れも気にせず趣味の音楽を楽しむことができるのは羨ましいですね!ドラム、管楽器、弦楽器、ピアノなどなんでもいける防音室は特別な空間です。
お家の中は、蓄熱式の床暖房が施工されているのでオープンなLDKもポカポカでとても暖かいです。床からじんわり暖かくなるので寒がりの方や冷え性の方には最高です。また部屋の温度差もなくなるので高齢の方には体に負担がかからず良いかもしれないですね。敷地まわりには建物も少なく鈴鹿おろしの風が吹きさらすので室内が暖かいのはとてもうれしいです。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。
縦サイディング+レンガの落ち着いた雰囲気のお家(1stBASE-013 I様邸)

ネコちゃんと暮らす、ご夫婦2人の小さな平屋のお家。
外観は、レンガ、縦サイディングを採用した落ち着いた雰囲気の外壁。玄関横の格子の中はネコちゃんの遊び間にもなるウッドデッキです。風通しが良いので、洗濯物を乾かしたり、椅子を置いてのんびり過ごしたりにも最適な空間です。
屋根の煙突からも分かるように室内には、薪ストーブを完備。レンガの灯台と共にスローライフを楽しめます。
室内は、ダークブラウンの床に腰壁、真っ白な壁が更に際立ちます。キッチンは、広さは限られているもののシンク側を対面にすることによりリビングとの一体感がよりはっきりするつくりです。
ベットルームのウォークインクローゼットをはじめ、各所にたっぷりの収納を完備。シンプルに贅沢に室内を使えます。
延床面積20坪ほどの中に、ゆっくり満足のゆく生活を送れる…そんな空間が広がっています。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。
長く住むことを考えたお家づくり
ライフスタイルが決め手に
お家の間取りには、流行があります。近年は、家事楽動線をはじめとする効率重視の間取りが流行っています。効率を重視コンパクトなお家、選択肢のひとつに入ったでしょうか?
お家づくり考えている全ての世代に参考にしてほしいお話しだと思います。
三重県は、全国的に見るとお家の広さに関しては、真ん中あたり(三重県/第19位:110.42平方メートル)に位置しています。(国土交通省「2021年度 住宅経済関連データ」)ですが、2022年の新築一戸建て全構造に対する平屋の割合は、2014年には、8.0%だったものが、2022年には、24.0%になっています。(2022年平屋の多い都道府県ランキングを発表 SUUMO調べ)全国的にみても土地の広さや価格はリーズナブルにもかかわらず、平屋やコンパクトなお家が増えている傾向が大きいお土地柄になっています。この傾向は、これからも増えていくことが予想されます。
くれぐれも間違ってはいけないのは、決して大きなお家がダメということではなく、ライフスタイルや大切な人のことを考えたときに、自分や自分の家族にピッタリなのは、コンパクトなお家ということになる方々が多いということです。
四日市を中心とした施工エリアお住まいで、コンパクトなお家に興味がある方は、ぜひ一度相談してみてください。今回、お話しした、お家づくりに入る前の10年先20年先を見据えた充実した暮らしを確立するためにも、まずは、私たちに相談してみてはいかがでしょうか?お家の設計施工経験は、もちろん、新築されたオーナーのその後のいいお話しもちょっと気にあるお話しもたくさん、経験しています。
お家づくりには、経験にエビデンスを持つ事柄が、とても多いです。だからこそ、何度も打ち合わせをして、決めていくことが必要になります。高増工務店では、こうした打ち合わせ大歓迎です。もちろん、「まだ、お家をつくるか決まってないけどこんなこと聞きたいな」とか「わからないことがありすぎて、どこからはじめていいか…」といった、お問い合わせも大歓迎です。
高増工務店は、創業以来、半世紀以上多くの施工実績があるので、空間づくりは、経験に基づくアイデアが一番です。こうしたアイデアや施工実績には、「地場のアイデア」もあります。地場のアイデアは、施工エリアの気候や風土、人気や特製などを考慮した提案のことです。設計士が内部にいるので、検討内容を整理して、しっかり考えていただいて、納得のいくお家を提供しています。お家のことなら、新築でもリフォームでもどんなことでもお気軽にお問い合わせください。相談にしたからといって、必ずお家を購入しなくても大丈夫です。オンラインでも対面でも対応していますので、お気軽にお問い合わせください。資料請求もお待ちしています!
新築はもちろんフォームに関するお問い合わせ、ご相談を承ります。
「お問い合わせ・資料請求」「お家づくり相談」よりお気軽にお問い合わせください。・
また、完成したお家をじっくりご覧いただけるイベントや季節に合わせたイベントも定期的に開催しています。ご都合のよいときにご参加お待ちしています。
