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コラム
インテリア洋風のお家にピッタリ!?〜優雅なバスルーム

ですが、日本人は、お風呂や温泉に寛ぎや落ち着きを求めます。バスルームでゆっくり寛いでいるときが一番!という方も多いかと思います。近年の住宅トレンドを考慮すると、バスルームは、機能さえあれば小さくてもかまわないということになるかもしれません。
しかし、ジャグジーやTVモニターのような機能面は別としても、デザイン的な観点からみたら、洋風のお家に似合うのは、やっぱり優雅な雰囲気のある豪華なつくりのバスルームではないでしょうか?
壁や床の色や素材、リビングルームのものと同様にたくさんの種類があります。そんな中で、優雅な雰囲気を醸し出すそんな施工例も用意しました。
今回は、水回りの設備の中でも手を入れるか入れないかで、寛ぎの場としてのお家の印象をガラッと変えるバスルームについて考えたいと思います。洋風のお家に限らず、理想のバスルームに近づけるよう、参考にしてください。
目次
洋風バスルーム
バスルームの種類
※写真はイメージです。
バスルームの種類は、主に3つに分けられます。
①造作バスルーム(在来工法/現場施工)
設置現場で材料を自由に組み合わせ施工するバスルームです。
②ユニットバス
あらかじめ工場で、浴室を構成する壁、床、天井、浴槽などをつくり、現場で組み立てるバスルームです。規格サイズが決まっていて、デザインもたくさんありますが、自由にはならない反面、施工時間が短くすむといったメリットもあります。
③ハーフユニットバス
床からバスルームの下半分はユニットバスのようにセットされています。ですが、壁と天井の上部分はお好みに合わせ素材を選ぶというユニットバスと在来工法が合わさったようなバスルームです。
ユニットバスとは
ユニットバスは、それぞれのパーツを工場であらかじめ成型しておき、現地で組み立てて造られる「ユニット工法」を採用しているため、ユニットバスと呼ばれています。ユニット工法は完成までにかかる施工期間を短縮できるので、集合住宅の浴室の多くがこの工法で施工されています。そのためユニットバスというと集合住宅をイメージされることが多いです。
ユニットバスは浴室内に洗面台やトイレがあるかどうかによって呼び方が変わります。
●1点ユニットバス
1点ユニットバスはバスルームのみが独立しているユニットバスです。浴槽と洗い場で構成されており、戸建て住宅の一般的なお風呂は、これを導入しています。多くのメーカーが扱っており、形や機能、種類などさまざまです。
●2点ユニットバス
2点ユニットバスとはバスルームの中に浴槽と洗面台があるユニットバスです。掃除がしやすくなる一方で、バスルーム自体が狭くなってしまうといった特徴があります。独立洗面台のない物件に採用されて、集合住宅に採用されることが多いです。
●3点ユニットバス
3点ユニットバスとはバスルームの中に浴槽、洗面台、トイレがあるユニットバスです。こちらも賃貸マンション・アパートやホテルなど、スペースが限られている物件に多い傾向があります。
ユニットバスは、「使いやすい」「冬場、寒さを感じにくい」「バリアフリー化されている」「工期が短い」といったメリットがあります。
その反面、機密性が高いため湿気が籠もりやすく、カビの発生が多かったり、サイズが決まっているため、間取りに大きく影響します。また、パーツや設備の選択肢が限られているので、特殊な要望には応えられないといった点も注意が必要です。
ちなみに、「システムバス」という言葉もよく聞かれますが、ユニットバスもシステムバスも同じユニット工法を使っているので、明確な違いはありません。基本的には追い炊き機能、ミストサウナやジェットバスなどのオプション機能が多く付いている、多機能型のユニットバスがシステムバスと呼ばれています。
造作バスルーム(在来工法/現場施工
床の色として代表的なものは、「ナチュラル」「ホワイト」「ブラウン」「ダークブラウン」「グレー」です。
ユニットバスと違い規格商品ではない造作バスルームは、在来工法で造られます。在来工法は、モルタル(砂・セメント・水を練り混ぜて作る建築材料)で仕上げる工法です。
[メリット]
①多くのタイプのバスルームに対応
造作バスルームは、設置する場所に合わせ自由に設計していくので、ユニットバスのような縛りがありません。
②好きなデザインに仕上げる
一から自由にデザインできるので、円形の浴槽とかヒノキ風呂、大理石などの浴槽を作ることも可能です。
洋風のお家に合わせた、優雅なバスルームにこだわりたいそんな方には、ぴったりです。使い勝手も追求でき、また、個性を出すと同時に自分なりの寛ぎの空間を目指すこともできます。
[デメリット]
①汚れやすいのでこまめなメンテナンスが必要
タイルの目地は汚れが溜まりやすく、水回りなのでカビも生えやすくなります。掃除の頻度をあげ、細かいところまでメンテナンスすることが大切です。
②機能性が乏しいといわれることがあります
ユニットバスのような保温や耐久性をあげるには、費用がかかることが多くなります。ですが、お好みの設備を追加することは、自由に対応できます。
近年、ユニットバス(システムバス)でも、洋風デザインされたものも多いですが、自由度のある造作バスルームは、お客様の要望に合わせた洋風に仕上げるのに最適といえます。
優雅にくつろぐリラックス空間のために
リラックス空間のためのポイント
●浴槽にこだわる
大きさやかたち…浴槽にこだわることで、使用したときの心地よく過ごせる満足度が違います。細長い浴槽や丸い浴槽など、好みや使い方によってじっくりと吟味しましょう。
●素材を活かす
タイルや大理石、ヒノキなど、材質のもつ特徴を考慮しながらバスルームを創り上げることは、満足度につながります。
●採光と眺望を考慮した窓サイズを吟味
バスルームに設置する窓は、換気のためと思われがちです。もちろん、それもありますが、光を採り入れるために効果的な場所に配置したり、窓から外を眺められるそんな位置に窓を設置することも考慮することが大切です。もちろん、バスルームはプライベートな空間ですから、外からの視線が気になるなどということがないように設計していくことが大切です。
●照明設計にこだわる
ひとつの灯りで全体を照らせる照明だけでなく、壁を照らすように間接的に広がる照明のダウンライトなどを併用するといった照明設計もリラックス空間にはなくてはならないものです。
また、光の強さだけでなく、光の色(昼白色や電球色など)にもこだわることが大切です。ライトアップさせると「昼・夜」の違った表情を味わうことができます。
また、開口部を広く確保するなどして、外との繋がりをもたせた場合は、外の照も大事になります。お庭を効果的にライトアップすることで眺望も豊かになります。
●機能性も考慮する
造作バスルームは、デメリットにもあげられるとおり、デザインを優先するあまり機能性を得られないと、快適とはいえなくなります。
例えば、コーティングをすることでカビの発生を抑えたり、滑りやすいタイルを滑りにくいものに変えるなども必要になります。
リゾートライクなバスルーム
洋風のお家にあうリラックス空間を目指す上で、リゾート地で採用されているバスルームを参考にするのもひとつです。
例えば、ジャグジーを採り入れるのはどうでしょうか?ジャグジーを利用することで、体は温まり血行が促進され、筋肉のリラクゼーションが進みます。 したがって、体内の疲労物質が積極的に排出され、疲労の早期回復に繋がります。 特に、重労働後やスポーツ後にジャグジーを利用することで、次の日への影響を最小限に抑えることが可能です。
バスルームをマスターベッドルームのそばに設置するなら、バスルームの中にシャワールームを備えるのはいかがでしょうか?サッと汗を流しつつ、バスルーム全体には、水を飛び散らすことがなく使い勝手の良いスペースになります。
湯船につかりながら、好きな映画を見たり、音楽にゆったり浸るなんてためにAV機器を導入するのもおすすめです。
また、ヒノキ風呂とまでいかなくても、バスルームの天井に香木を使って、香りの中でリラックスするのもいいかもしれません。
自宅サウナ
※写真はイメージです。
近年のサウナブームのため、自宅にサウナを設置する、設置したいと相談される方が増えています。
●室内用サウナ
①遠赤外線サウナ
遠赤外線サウナの特徴は、温度が比較的低く(60度前後が多い)、人の体を直接温める効果があります。また、息苦しさが少なく15分程度とドライサウナよりも長く入れ、快適に体の深部を温めます。
②高温サウナ
高温ドライサウナとは、湿度が低くカラカラの昭和ストロングともいわれる、入った瞬間に肌がアツッと感じるサウナです。最近はフィンランド式のロウリュサウナが主流になっておりますが、こちらは昔ながらの日本のサウナで主流だったサウナです。
③ロウリュサウナ
ロウリュサウナはサウナストーブ上のサウナストーンに水やアロマ水をロウリュして湿度を高め発汗を促すサウナです。呼吸も楽になり長く入れるため、深部まで温めてくれます。高温ドライサウナとの違いはサウナストーブで、ロウリュサウナのストーブには防水加工がしてあります。
●屋外用サウナ
バレルサウナ
バレルサウナは最近グランピング施設などでも見かけることが多くなってきたと思います。バレルとは樽の意味で形が樽型のサウナのためバレルサウナと呼ばれています。
自宅サウナの設置には、注意点があります。
建築基準法において、一般的な住宅の床は「㎡あたり約180kgに耐えられる」設計となるよう定められています。そのため、180kgを超すサウナは床が重さに耐えきれなくなる恐れがあるため設置できません。仕様によっては補強材などの対応が必要になることもあります。
また、建築予定の地域が、お住まいの地域が防火地域、準防火地域であると、消防署への確認が必要になります。
バスルームが目を引く施工例
Divine ※現在は、closeしましたが、高増工務店のモデルハウスです。
かつて、高増工務店のモデルハウスとして運用していた建物です。(現在はクローズ)
広い敷地に建つ洋風の二階建ての住宅です。
『家が明るすぎると月に憎まれる』というイタリアの諺があります。明るすぎる家庭というものは月の光よりも明るく、月もうらやむという意味だそうです。 たとえどんなに経済的に恵まれようとも、どんなに名声を得ようとも家庭をもった人にとって、明るい家庭に勝るものはないということですね。
Divine[ディヴァイン]は、このコンセプトから誕生した上質の住まいです。
外壁は、写真からも十分にわかる、美しい仕上がりのレンガ積み。重厚さのなかに高級感が漂う外観です。
玄関を入ると広いホールから2階へと続く半螺旋の階段。一瞬、外国にきてしまったのかと間違えてしむほどです。広いキッチンにはアイランド式の作業場も備え、料理が楽しくなる作りです。
レンガのアーチが美しい入口を持つインナーガレージには、大きなクルマも余裕を持って保管できます。キッチンに併設して、レンガ造りの釜も設置。本格的な窯焼き料理を味わえます。
キッチンの奥には、半地下のワインセラーを完備。いつでも、最高の状態でワインを保管しています。
2階には、マスターベッドルームに子供部屋。シャワールームが独立したバスルームも広々。
さらには、秘密の屋根裏部屋も…
洋風でレンガの外壁、かつ遊び心満載のお家です。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。
YouTubeでは、ルームツアー動画を公開中です。
プールを備えたリゾートライクな平屋のお家(1stBASE-008 F様邸)
白壁が特長的な平屋のお家です。
玄関横にはビルトインガレージを備え、玄関までの敷地には、タイルを敷きつめています。ガレージは、大きめの車を二台止めてもゆったりのスペースを確保していて、風雨に当たらず移動することが可能です。
一見、リゾート地の別荘のような佇まいのお家は、中庭にはプールを備えています。特長的な柱と大きな窓。日本では、なかなかお目にかかれないお家です。
キッチンダイニングも広々しているので、複数の人で料理をしたり、そばでコミュニケーションをとったりできます。
バスルームは、中庭に直結していて、ジャグジーも備えているので、プールから上がった後にゆっくりとつかることも。壁は、大理石のタイルをはり、重厚感と高級感を併せ持つバスルームです。
ホテルライクな空間づくりには、参考になるお家です。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。
特徴的なバスルーム施工例
①湯船が特徴的なかわいいバスルームです。サイズは小さめですが、浴室TVを備えているので、ゆったり過ごせます。
②ジャグジーを備えた、円形の湯船が目を引きます。湯船のそばにもシャワーを設置しています。壁も床もタイルを敷きつめました。
③こちらは、ユニットバスですが、湯船が特徴的です。
リラックス空間にこだわるには
洋風のお家に似合うバスルームづくり
今回は、ユニットバスをはじめ、洋風のお家に似合うバスルームを考えました。結論は、やはり造作バスルームとなりますが、それが全てではありません。予算や間取りなどから、ユニットバスを選ばれる方もたくさんいらっしゃいます。ですが、そのままでは、高増工務店の手がけたお家ではありません。私たちは、そんな時でも、長年の経験から培ったノウハウで、お客様の要望に応え、お家の雰囲気に合ったバスルームを提案しています。もちろん、造作バスルームでも同様です。優雅さを目指していても、広ければいいというものではありませんし、オーナーによっては、使い勝手も変わってきます。
高増工務店では、納得いくまで打ち合わせをさせていただき、注意点やポイントも全て説明した上でお客様の大切なお家をつくっていきます。時には、希望通りにすると後悔する要望もあります。ですが、私たちは、そんなときでも必ずアドバイスを行います。長年の経験から、後悔してしまう可能性のあるようなポイントについては、煙たがられるようなことを恐れず、積極的にお話ししています。
今後も、このコラムや見学会などでお客様に有益な情報、間違いやすい知識など発信していきます。ぜひ、後悔しないお家づくりのためにご活用ください。
高増工務店は、創業以来、半世紀以上多くの施工実績があるので、空間づくりは、経験に基づくアイデアが一番です。こうしたアイデアや施工実績には、「地場のアイデア」もあります。地場のアイデアは、施工エリアの気候や風土、人気や特製などを考慮した提案のことです。設計士が内部にいるので、検討内容を整理して、しっかり考えていただいて、納得のいくお家を提供しています。お家のことなら、新築でもリフォームでもどんなことでもお気軽にお問い合わせください。相談にしたからといって、必ずお家を購入しなくても大丈夫です。オンラインでも対面でも対応していますので、お気軽にお問い合わせください。資料請求もお待ちしています!
新築はもちろんフォームに関するお問い合わせ、ご相談を承ります。
「お問い合わせ・資料請求」「お家づくり相談」よりお気軽にお問い合わせください。・
また、完成したお家をじっくりご覧いただけるイベントや季節に合わせたイベントも定期的に開催しています。ご都合のよいときにご参加お待ちしています。