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建築建築様式を調べると理想の洋風のお家が見えてくる![施工例付]

多様な建築様式とスタイルをみてみましょう!
洋風のお家が好きな方は、海外の映画やドラマで「こんなお家に住んでみたい」と思われたことが最初という方多いです。
洋風のお家の魅力は、異国のデザインや伝統的な建築様式を取り入れることで、個性的で美しい住まいを実現できることにあります。
特に北米系輸入住宅は、多様な建築様式とスタイルが存在し、それぞれに特徴があります。歴史的に多文化の影響を受けているため、特徴のあるバリエーションがあります。
近年、人気のカリフォルニアテイストや赤毛のアンの世界に出てくるようなアーリーアメリカンスタイルなどいずれも、北米の伝統的なスタイルです。
こうした建築様式を知って、そのエッセンスを取り入れることで、理想のお家に近づいていきます。今回は、こうした建築様式を紹介します。

北米系輸入住宅の様式7選

北米のお家の特徴

まず、北米の一般的な戸建住宅に見られる特徴を見てみましょう。
●間取り
お家の間取りは、LDK表記は使わず、ベッドルームとバスルームの数で間取りを表現します。例えば、3bds 3.5baは、ベッドルーム3部屋にバスルーム(お風呂+トイレ)3つ、トイレのみが1つという意味です。
アメリカらしい間取りには、次のような特徴があります。
①日本の家と比べてサイズは大きく、天井は高め、窓は多め
②玄関ドアを開けてすぐ部屋が広がり、土足での生活のため靴を脱ぐためのたたきはない
③フォーマルなダイニングとは別に、キッチンの側などにカジュアルな食事のためのヌックスペースを設ける
④暖炉を中心とした広々としたリビング
⑤外に干す文化がないので、乾燥機と洗濯機を置くための独立したランドリールームをつくる
⑥物置や作業スペースとしても使うことのできる車2〜3台分のインナーガレージがある
⑦広さを活かし地下室やボーナススペース、パントリーなど収納スペース、ウェットバーなどがつけることも多い

●住宅寿命が長い
国土交通省「長持ち住宅の手引き」によればアメリカの平均住宅利用期間は55年。イギリスは77年。日本に至っては約30年、実際には、州によって天候条件等が大きく異なるため、調査元ごとにデータも40年から100年など幅がありますが、日本の住宅よりはかなり利用期間が長いとされています。
北米やヨーロッパでは、「住宅購入=終の住処」という考え方がなく、ライフステージに合わせて積極的に住み替える人が多です。中古物件の流通が盛んなので、住宅売却を利益に繋げようと必然的に修繕やメンテナンスに力を入れます。もともと、このような修繕が容易にできるよう設計されていることなども、住宅寿命が長い理由のひとつです。

アーリーアメリカン


※画像はイメージです。
アーリー・アメリカンスタイルは、アメリカ独立前後の植民地時代のお家を模倣したデザインです。
木造の外壁やシンプルで機能的な形状が特徴で、素朴で落ち着いた雰囲気を醸し出します。
大きな煙突やシンメトリーな窓の配置が見られることが多く、伝統的な暖炉や、木製の家具がぴったり合います。

カリフォルニア


※画像はイメージです。
西海岸のリゾートライクな雰囲気が魅力のカリフォルニアスタイルは、開放感あふれるデザインが特徴です。
大きな窓や、外と内をつなぐパティオが設置されることが多く、家の中と外の境界が曖昧に感じられるような設計も特徴の一つです。
明るい色使いや自然素材を活かした内装が、リラックスした雰囲気を演出します。

クイーン・アン


※画像はイメージです。
クイーン・アン様式は、19世紀後半に流行したビクトリア朝時代の優雅なデザインが特徴です。
複雑な屋根の形状やタレット(塔)、装飾的な木彫りが施されたベランダなど、細部にまでこだわった装飾が目を引きます。
八角形の塔屋部分を「アン」といいます。「アン」の屋根の勾配や大きさによって建物全体の表情に変化を与えます
色鮮やかな外観や、大胆な色の組み合わせもクイーン・アン様式の大きな魅力です。

コロニアル


※画像はイメージです。
コロニアル様式は、イギリス植民地時代のアメリカ東部で発展した建築スタイルです。
シンプルで落ち着いた外観が特徴で、二階建てのシンメトリーなデザインが多く見られます。
木造や煉瓦造りの外壁に加え、白い柱やダブルハングの窓が用いられることが多いです。伝統的でありながらも、モダンなインテリアにもマッチする柔軟性を持っています。

ジョージアン


※画像はイメージです。
ジョージアン様式は、イギリスのジョージ王朝時代に影響を受けた、厳格でバランスの取れたデザインが特徴です。
外観は非常にシンメトリーで、左右対称の窓や扉が特徴的です。レンガや石材が用いられ、白いペディメント(破風)や柱がアクセントとなっています。
インテリアはシンプルでエレガントなデザインが多く、上品な印象を与えます。

スパニッシュ


※画像はイメージです。
スパニッシュ様式は、スペイン植民地時代の影響を受けた南西部アメリカで広がったスタイルです。
赤い瓦の屋根や白い漆喰の外壁、アーチ状の窓やドアが特徴で、温暖な気候に適したデザインが多く見られます。
屋外と室内をつなぐ中庭(パティオ)や、鉄細工を施した手すりがアクセントとして使われ、リゾート感あふれる空間を作り出します。

チューダー


※画像はイメージです。
チューダー様式は、中世イギリスの建築様式に影響を受けたデザインで、木骨造りの外観が特徴です。
石造りや煉瓦の外壁に、木材が格子状に組まれたファサードが用いられます。屋根は急勾配で、煙突が目立つのも特徴の一つです。
重厚感と伝統的な雰囲気を持つチューダー様式は、ヨーロッパの古城のような佇まいを持ちながらも、モダンな生活にも対応できる柔軟な設計が可能です。

 

四日市周辺で人気の様式

カリフォルニアスタイル


海に面した地域の多い三重県や四日市周辺では、カリフォルニアスタイルは人気です。
カリフォルニア住宅の外観には様々な特徴がありますが、その中の1つが「ラップサイディング」です。
サイディングとは長く平らな仕上げ用板材のことで、それらを張り合わせることでラップサイディングの外観が完成します。
ラップサイディングは重ねて張るため、段差ができ重厚感と立体感が生まれ、アメリカでは古くから使われている外壁材です。
また、「カバードポーチ」といって、屋根付きの玄関ポーチ、デッキを採用することでより西海岸風の印象に仕上がります。
内装にも特徴があります。
青と白が基調となっているのは、カリフォルニアスタイルの大きな特徴だといえます。カリフォルニアといえば、綺麗なビーチや真っ青な大空がイメージされるので、
インテリアや外装も青や白を基調とすると、カリフォルニアスタイルにぐっと近づくことができます。
カリフォルニアスタイルの場合はナチュラルヴィンテージ感の内装も特徴の一つです。あえて綺麗すぎる家具ではなく、古材、レザーアイテム、デニムなど素材感にこだわったインテリアを取り入れることでヴィンテージ感が漂う味のある空間に仕上がります。また、カリフォルニアスタイルは、「もの」で充実した空間というより、海辺に住んでいるような解放感のある空間づくりが大切になってきます。
リビング空間に吹き抜けや勾配天井を取り入れることで、開放的な空間にすることもできます。
さらに、吹き抜けから自然光の取り込みを多くすると、開放的でリラックスできるカリフォルニア風の雰囲気を演出できます。

チューダー様式


和風のイメージンも通じるハーフティンバーとしっくいの外壁は、四日市周辺でも人気のある洋風のお家です。
●チューダー・アーチ
チューダー・アーチは、幅広くつぶれた形の尖頭アーチです。アーチは時代によって形が変化しています。
ロマネスク様式では半円アーチ。ゴシック様式では、もっと高く、そして視線をより上へ誘導するために、尖頭アーチが使われるようになりました。
そして、続くチューダー様式では、尖頭部分をなだらかにしたチューダー・アーチが使われるようになりました。
●ボウ・ウインドウ
ボウ(bow)= 弓。ボウ・ウインドウとは、同じサイズの窓を3面以上組み合わせて弓形に張り出させた出窓のことをいいます。
最も少ない面数は3つで、なだらかな弓状にするために、4面や6面にするのが一般的です。
●ハーフティンバー
ハーフティンバーは、柱、梁(はり)、柱と柱の間に斜めに入れて補強する部材である筋交いなどの骨組を、数多く外観に露出させ、その間の壁面をレンガや漆喰などで埋めていく木造構造です。表面に木材が半分ほど見えることから、ハーフ・ティンバーと名前が付けられました。
チューダー朝時代、一般の人々の間でこの構造の家が広がりました。

アーリー・アメリカンスタイル


赤毛のアンの物語に出てくるようなお家と言えば、想像がつくでしょうか?
アーリーアメリカンスタイルの特徴は、カリフォルニアスタイルに通じるものがあります。アーリーアメリカンスタイルは、カリフォルニアスタイルの内陸版といった趣です。
●ラップサイディングの外壁
アーリー・アメリカン様式の家も横張りのラップサイディングの外壁が特徴です。
使用するラップサイディングの色によってナチュラルさやかわいらしさなど、家のイメージを変えられます。
●ドーマーウインドウ
シンプルな切妻屋根の上に突き出した、小さな三角屋根の窓をドーマー(ドーマー・ウィンドウ)と言います。天窓とは違って、地面に対して垂直に窓ガラスがついているのが特徴です。
ドーマーの役割は、高い位置から光を採り入れること。また、屋根裏部屋やロフトの換気や、外観上のデザインアクセントのために設置されることもあります。
●カバードポーチ
アーリー・アメリカンスタイルの家にも玄関スペースにカバードポーチを採用しています。広めのカバードポーチにすれば雨よけになるだけでなく子どもの遊び場所や休憩スペース、ホームパーティーなどにも利用できます。
●木をふんだんに使ったインテリア
アーリー・アメリカンスタイルのお家は飾り気のない、実用的なデザインが特徴です。
初期のアメリカでは資源が限られていたため、多くの家はシンプルな構造でした。インテリアには、木材をふんだんに使用。その地域で簡単に入手できるものが選ばれました。その結果ではありますが、木材のやわらかい雰囲気は素朴であたたかみを感じるインテリアにしてくれます。
アーリー・アメリカン様式の家では、ロッキングチェアや木製のカップボードなどが飾られているのも特徴です。

 

参考にしてほしい人気の様式[施工例]

アメリカンなお家(1stBASE-036N様邸)


鮮やかな緑の芝にサイディングとルーバーシャッターが際立つ1BASE(ファーストベース/弊社住宅カテゴリ)のスタンダードデザイン。コロニアル建築をモチーフにした北米スタイルの建物で、ハーレーダビッドソンをこよなく愛するオーナー様にお選びいただきました。
室内は厳選された北米産オーク材を多く使った時代を感じさせるオールドスタイル。長く暮らすほどにその独特な美しさに深みが加わり、故郷のような不思議な空気感が得られます。また隅々まで手入れの行き届いた居室は清潔感と丁寧さを窺わせる雰囲気も。
同敷地には隣接してご両親宅もあることから将来的には渡り廊下で繋げる予定で、適度な距離を保ちながら各々の空間で快適に暮らす理想的なコミュニケーションの形です。
クリスマスオーナメントやツリーが建物にとても似合って窓に灯る光のなかに暖かなご家族の生活を窺い知ることができます。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。

イギリスチューダー様式の家(1stBASE-032 A様邸)


イギリスのチューダー様式が美しいお家です。1階の外壁にはスライスレンガを採用し、とてもきれいに仕上がっています。
お家の前面に2台分のインナーガレージがあります。こちらもスライスレンガを採用しています。お家との統一感があってとてもいいですね。
ガレージの上はウッドデッキになっているので子供たちの遊び場としても、BBQなど家族のスペースとしても最高ですね!
リビングはとても明るく快適に過ごせます。
キッチンや階段の色はとてもかわいく仕上がっていて毎日の生活が楽しくなりますね。
造作棚やカウンターもあるので本屋や物の収納に最適です。
室内は全館空調になっているので一年中快適に過ごせて家族の絆が深まりそうなそんなお家です!
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。

イングリッシュガーデンが似合うしっくいとレンガのお家(1stBASE-002 K様邸)


シーズンには、お庭に薔薇の花が咲き誇るお家です。 そんなイングリッシュガーデンに合うように、外観は、しっくいとレンガの大人かわいいお家です。妻飾りを工夫しているので、屋根周りもオシャレな仕上がりです。
玄関周りのレンガにはR壁をもちいることで、洋風のお家の雰囲気をもり上げています。
インテリアは、白を基調として扉や窓枠、階段などにダークブラウンのアクセントをいれてシックでモダンな空間になっています。各お部屋に窓が多いので、光がたっぷり取り入れられます。
2階への階段は、ご家族の顔が見られるようにリビングから直接移動できるように設置されています。
バス洗面室の隣にランドリースペースを設けているので、洗濯も乾燥もラクラクです。キッチン横には、玄関から近い位置にコンパクトなパントリーを設置しているので、食品や日用雑貨の保存に便利です。
写真には、写っていませんが、ネコちゃんのお部屋があって、ネコちゃんも退屈しない一緒に暮らせる工夫がしてあります。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。

レンガ積、ジョージアンスタイルのお家(1stBASE-021 Y様邸)


1階部分の外壁をレンガ積みにしたジョージアンスタイルのお家。タイルではできない凹凸の表情がとても良い感じにデザインされています。
外構も含めて同じレンガを使用すると統一感がでて庭もお家も映えます。
室内は大きな吹き抜けのあるリビングがとても開放的です。玄関にはシンボル的なコラムが使用されていて素敵な雰囲気でお客様をおもてなしできそうですね。
ジョージアンスタイルのお家は2階も1階と同じ面積になるのでとても広くなりがちですが、吹き抜けやインナーバルコニーなどを作ることで床面積を小さくすることができます。色々なアイデアで素敵なお家をデザインできますのでお気軽にお問い合わせください!
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。

 

建築様式からみる洋風のお家

高増工務店の洋風のお家



今回お伝えした建築様式は、洋風のお家の中のほんの一部といえるかもしれません。
お家のかたちは、千差万別、十人十色、カトゴリーに分けることはできるかもしれませんが、同じものは、二つとないと言っても過言ではないでしょう。
お客様の好みや希望をベースにしていくと、建築様式は、いくつも組み合わせたり、洋風だけではなく、他の要素を採り入れることも。
こうしたお家は、お客様が全て考えるのではなく、工務店とお客様の対話の中から創り上げていきます。
様式の知識が必要なのはもちろんですが、経験と実績も大切です。高増工務店は、創業より半世紀以上、四日市で営業しています。実例は、数百にのぼります。こうした実績は、大切な資産として私たちの日々の業務に反映されています。高増工務店の最大の特徴であるレンガ積みもまた、こうした経験からお客様の支持を受けています。
洋風のお家に興味のあるお客様、レンガ積みのお家に興味なるお客様、ぜひ一度お問い合わせください。
高増工務店は、四日市市を中心に三重県内はもちろん、愛知県の一部も施行エリアとなっている地場に直結した地域の工務店です。創業以来、半世紀以上多くの施工実績があるので、洋風のお家室内演出のアイデアもたくさん持っています。こうしたアイデアや施工実績には、「地場のアイデア」もあります。地場のアイデアは、施工エリアの気候や風土、人気や特製などを考慮した提案のことです。設計士が内部にいるので、検討内容を整理して、しっかり考えていただいて、納得のいくお家を提供しています。お家のことなら、新築でもリフォームでもどんなことでもお気軽にお問い合わせください。相談にしたからといって、必ずお家を購入しなくても大丈夫です。オンラインでも対面でも対応していますので、お気軽にお問い合わせください。資料請求もお待ちしています!


新築はもちろんフォームに関するお問い合わせ、ご相談を承ります。
「お問い合わせ・資料請求」「お家づくり相談」よりお気軽にお問い合わせください。・
また、完成したお家をじっくりご覧いただけるイベントや季節に合わせたイベントも定期的に開催しています。ご都合のよいときにご参加お待ちしています。

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