COLUMN
コラム
建築庭や外構のこだわりは、お家全体もステキにするエッセンス[施工例付]
さらに外構は、外から大事なお家を演出する大切な要素です。庭も外構も外観とともに「お家の顔」を構成します。
外から帰ったときに自分のお家と認識したり、お友達に自分のお家を知らせるときの大事な要素です。どちらも自由にデザインできるので、個性を出したり、流行を取り入れて自分好みにすることもできます。
また、お車を駐車するスペースもお家づくりの時に考えなければならない要素です。何台止められればいいのか?広さは?
ガレージ?カーポート?などなど。お家とともに大切な車の置き場所は、いろいろ考えることができます。
今回は、そんな庭や外構のメリットデメリットとともに、設置のポイントをお伝えするとともに、駐車スペースも考えます。
目次
庭の種類とメリットデメリット
庭の種類
一口に「庭」といっても、いろいろな種類があります。全ての種類の庭を設置することは、なかなかありませんが、用途や希望に合わせて設置の検討をしていきます。
●主庭
自宅の敷地の中でメインとなる庭です。リビングや応接室、ダイニングなど主要な居住スペースに面して造られることが多いため、室内からの眺めや外から見た印象にも深く関わります。
主庭は、BBQに利用したり、プールや家庭菜園の用途にも使われます。
●前庭
家の正面に設けられた庭のことをいいます。庭先とも呼ばれ、主に門から玄関までの間に造られます。門から玄関までの間に飛び石やアプローチを設けたり、花や庭木を植えたりなどするスペースとなります。
ガーデニングの場所として使われることの多い庭です。
●中庭
建物に囲まれた場所に造られる庭です。三方を壁に囲まれたこの字、四方を囲まれたロの字型、二辺を壁に囲まれたL字型などがあります。プライバシーを確保しながら、開放的な空間を創り上げることが中庭の特徴です。しかし日当たりや通風などの点で植物生育が難しくガーデニングには不向きともいわれています。光や風を取り込んだり、プライベートを楽しむ空間にもなりえます。
●裏庭
家の裏手に設置される庭です。人目に触れにくいため、プライベートが確保しやすくなります。生活するうえで必要頻度の高い場所になります。物干しに使ったり、収集日までのごみ置き場として利用されることが多いです。
●坪庭
周囲を塀や垣根などで囲われた小さな和風庭園のことです。観賞用となることを目的としていて、草木や竹を植えたり灯篭や飛び石、ししおどしなどを配置したりして和風を楽しむ空間です。また、坪庭を設置することで光が差し込みやすくなり、部屋全体に開放感が生まれます。
庭のメリットデメリット
[メリット]
①採光・風通しがよくなる
周りを建物に囲まれていたり、光を取り込みにくいお家は、庭を設置することで隣家との距離がつくられます。結果として、お部屋に光が差し込みやすくなり、風も入りやすくなります。
②趣味を楽しめる
ガーデニングやBBQなど、趣味や休みの日の憩いのスペースとして使用することができます。室内では、難しい塗装などの作業を行えるスペースにもなります。
③お子様やペットの遊び場になる
お子様がいる家庭では、大切な遊び場の一つとなります。公園などに出かけなくとも外遊びができ、夏はミニプールを設置して水遊びをするなども可能となります。お子様のスポーツの練習場所としても利用することになるかもしれません。また、ペットがいる場合にも、おもちゃを使って遊んだりドッグランを設置することが可能です。
[デメリット]
①手入れが必要になる
庭をどんな仕上げ方法にするのかで手入れの大変さは変わります。例えば芝生の場合、定期的な除草や手入れが必要になります。また植木がある場合は、伸びた枝などが隣家や道路に出ないように伐採をする必要があります。
ウッドデッキの場合でも、経年劣化やデッキ下の雑草・害虫の手入れなどで定期メンテナンスが必要になります。
②広い敷地面積が必要になる
お家に庭をプラスするとなると、スペースが必要になります。その分の土地代も高くなってしまうため、庭の設置を検討する場合はまず用途や目的を明確にし、必要な敷地面積がどのぐらいになるのかを考えることが大切です。高増工務店の施工エリア(四日市をはじめ、北西エリアのいなべ市・桑名市・鈴鹿市・亀山市、桑名郡(木曽岬町)、員弁郡(東員町)、三重郡(菰野町・朝日町・川越町)、中部エリアの津市、松阪市、伊勢市、志摩市、度会郡を中心に、また愛知県の一部)では、東京などに比べると比較的スペースを確保しやすい環境といえるので、庭の設置を検討される方が多いです。
設置のポイント
庭を設置する際に、予め考えておくとこで、デメリットをカバーしてメリットをより大きくすることができます。
①使い道を考える
庭の用途をどうするか、なんのために使うのかを考えることが大切です。失敗例としては、憧れだけで用途を考えずに、仕様を決めてしまうことです。庭の用途を考えることで、必要な仕上げや設備がみえてきます。
例えば、庭でBBQやパーティーをしたいなら、ウッドデッキもプラスするのも一つです。また、子どもや犬が走り回る場所を作るなら、芝を敷くのもおすすめです。また、ガーデニングや植栽を工夫すると住む人の個性を出すことができます。
②手入れができるかどうか
庭を作る場合、手入れをどの程度できるか考えましょう。庭の設備や仕様によっては細かいメンテナンスが必須で、放置すると大変なことになる場合もあります。ガーデニングが好きで、メンテナンスが苦にならなければ、天然芝を取り入れ、土などを入れて楽しむこともできます。
ですが、家族が忙しくて手入れに十分な時間がもてない場合は、人工芝やコンクリートがおすすめです。メンテナンスが最小限で済み、掃除も簡単にできます。
③新築時に造らなくても大丈夫
費用面を考えて、新築時に設置しなくても、スペースさえ確保しておけば、後から手を入れることも可能です。例えば、お子様が独立された後、余裕ができたので庭も整備したいというお客様も多いです。駐車スペースとして利用していた場所を、ガーデニング用に整備し直すなんてこともあります。
外構の種類とメリットデメリット
外構の種類
外構は、塀や門、庭まわり、アプローチ、車庫、植栽、垣根など、建物まわりの構造物のことを指します。外構と同じような意味合いで「エクステリア」という言葉がよく使われますが、意味合いが異なります。「外構」は構造物のことを指すのに対して、「エクステリア」は建物のまわりの装飾を指すます。ちなみに、「エクステリア」の反対語が「インテリア」となります。
①オープン外構
道路と敷地の境界に柵や塀の区切りがなく、道路から家の玄関まで見渡せる外構。日当たりが確保でき、中からも外からも開放感が得られます。かつては塀に囲まれた家が多かったですが、今はオープン外構の家も増えています。
②クローズド外構
塀やフェンスなどで敷地がぐるりと囲まれている外構。プライバシーの確保ができ、庭でBBQをしたり、デッキでゆっくりくつろいでも、通りからの視線をしっかり遮ることができます。また、小さな子どもやペットがいる場合、道路への飛び出しなどを防げるというメリットもあります。
③セミクローズ外構
敷地の一部に塀やフェンスを立て、それ以外の場所をオープンにするなど、オープン外構とクローズド外構のいいところ取りにしたのが、セミクローズ外構です。プライバシーを確保したい庭側に塀を立て、玄関まわりをオープンにするなど、見せる場所と隠したい場所を分けることができます。
外構設置のメリットデメリット
[メリット]
①プライバシーの確保
戸建てで暮らすなら、プライバシーの確保は大切です。外部からの視線や音を遮る、自宅から出る音を外部に漏らさないようにする等に考慮します。そこで有用なるのは、外構で高い樹木や密生した植栽を配置することです。また、フェンスや外壁を建てることも有効になります。
②防犯性を高める
外構で防犯性を高めるには、フェンスや外壁を建てたり、照明を工夫します。侵入者は暗闇を好みますので、適切な箇所に照明をつけることが必要です。また、時刻や人の存在を感知するセンサーが付いているものを選ぶと、付け忘れることもなくなるので便利です。防犯カメラの設置も防犯性を高めます。
③家の周りが使いやすい空間になる
外構を造ることでお家周りが使いやすくなります。例えば、ウッドデッキは、屋外で家族や友人達が楽しく過ごせる空間となります。ウッドデッキに関しては、こちら「ウッドデッキの効果的な設置方法を考える。毎日楽しむ「お家キャンプ」〜山好きの家」も合わせてご覧ください。
門柱を造ることで、個性を演出することもできますし、将来に備えて、玄関へのアプローチを工夫することもできます。
[デメリット]
①費用がかかる
メリットが多い外構ではありますが、もちろん、費用がかかります。デザインに凝ると費用もかさんでしまうので、しっかり用途を考慮して、すすめることが大切です。
②圧迫感が出る場合がある
クローズド外観は、敷地が狭いと圧迫感を感じるものになることがあります。施工経験が少ない工務店では、起こりうるデメリットです。高増工務店は、豊富な施工例を持っているので、こうしたデメリットは予め回避することができます。工務店を選ぶ際の参考にしてください。
駐車スペースの考え方
駐車場は大きく分けて
屋根のない「オープンタイプ」
屋根だけをつける「カーポートタイプ」
建物ですっぽり覆う「ガレージタイプ」
の3種類に分けることができます。
屋根があると、乗降時に雨に濡れないだけでなく、愛車を雨や霜や紫外線から守ることができます。屋根をつくるためには柱や基礎が必要になり、また、外構デザインにも影響します。インナーガレージを備えたお家は別ですが、駐車スペースの確保も家づくりと一緒に計画すると後悔することが少なくなります。
また、利便性の高い駐車場を設置するためには、基本寸法や面積の計算方法を把握した上で、設計を工夫することが大切です。例えば、普通乗用車では長さ6.0m幅員2.5mが必要になります。乗り降りや荷物の出し入れのスペースも必要なるので、車の大きさにこれらのスペースのサイズもプラスすることになります。車は、買い換えることがありますので、将来どんな車に乗るか、ある程度予想しておくとサイズを決める際に役にたちます。
駐車スペースだけでなく、道路へのアプローチも考えておくと、車の出入りがスムーズになります。また、歩行者の多い道路に面する場合には、視界を広くしたり、ミラーを設置して死角を少なくするのも大事です。駐車スペースは、用途の考慮はもちろんですが、安全面を考えることも大切です。
近年では、プラグインハイブリッド車や電気自動車も主流になってきていますので、充電用のコンセントの設置も必要になります。
外構設置のポイント
●周囲の環境を考慮して配置
外構工事は、周囲の建物や自然環境に調和するよう外構の配置を考えることが大切です。
●色やデザインは家の外観や周辺の街並みを考慮
外構の色やデザインは、家の外観や周辺の街並みに合わせることが重要です。
●メンテナンスのしやすさを考慮
注文住宅では庭でガーデニングを楽しみたい人もいますが、その際はメンテナンスのしやすさを考慮しましょう。枯れ葉や花びらがあると掃除が大変になります。メンテナンスに時間をかけたくない人は、砂利ではなくコンクリートで塗装するのも1つの選択肢です。
●プライバシー・防犯面も考慮
予算不足によりフェンスや塀を設置しなかった場合、近隣に住む子供が勝手に敷地内に入ってきてしまうこともあります。夏場にBBQや水遊びをしたくても周囲の目線が気になることも。
街灯が少ない場合は防犯面に不安があるため、外構照明やセンサーライトなどの設置を検討も必要です。
庭や外構でお家を演出[施工例]
床暖房のあるレンガと漆喰の平屋のお家(1stBASE-033 I様邸)
白いしっくいとレンガが良く似合うお家。
外構にもレンガを使用しているのでとても統一感があります。ガーデニングも兼ねた外構は、季節のお花が似合います。
室内はシックな色で仕上がっていてとても落ち着きがあります。リビングにはレンガでつくった壁があり、とても重厚感がある空間になっています。
洗面には造り付けの棚もありとても使いやすいです。写真にはありませんが、書斎も設置しています。
大きなウォークインクローゼットや屋根裏を利用した大きな収納もあり、収納力の高いお家です。
蓄熱式床暖房を採用しているので冬の厳しい菰野町でもポカポカ暖かく過ごすことができます!
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。
イギリスの伝統を受け継いだ平屋のお家(1stBASE-019 I様邸)
窓下までのハーフレンガが良く似合うイギリスのお家。天気の良い日はお庭でアフタヌーンティーをゆっくり楽しむこともできます。
ダークな色を基調としたクラシックな室内には暖炉が設けてあります。大好きなアンティークなソファーやテーブルをセッティングするとまるでイギリスにいるようですね。リビングダイニングにはアンティークなバーカウンターもあり、長い夜をゆっくりカクテルで過ごすのはいかがでしょうか。書斎はハリーポッターの世界のようなクラシックに仕上がっています。寝室も落ち着いた色使いでゆっくりできます。
大人の隠れ家のような素敵なお家です。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。
大きな屋根と煙突が特徴的なレンガのお家(レンガの家-004 K様邸)
レンガをふんだんに使用したレンガ積みのお家です。
大きな煙突とレンガの妻飾りが特徴的で、駐車場の壁、お家に向かう階段周りもすべてレンガなので、英国の建物を想像させる印象的な外観となっています。
屋根には、複数の天窓を備えていて、室内にふんだんに光を取り込むのはもちろんですが、夜には星空も眺めることのできる贅沢な空間です。また、屋外駐車場とともに地下にも数台駐車できるようになっているため、季節に合わせて駐車場所を変えたり来客用にも十分な駐車台数を確保しています。パティオがあるので、休日にはご家族や仲間とBBQを楽しむこともできます。
リビングの壁には、暖炉を想わせるストーブスペースをレンガ積みにて制作。暖炉として設置すると、メンテナンスコストがかかるため、サイズの大きな薪ストーブを中に組み込めるようにしています。薪ストーブは、暖炉の雰囲気には、及ばないものの、炎を眺め癒やされるには十分なテイストをもっています。薪ストーブは、経年劣化のさいには、交換することも容易ですので、メンテナンスコストは、暖炉よりも経済的かもしれません。
ほぼ一面をレンガにすることで、リビングルームのアクセントと洋風のお家の象徴的なインテリアになっています。
高さのある腰壁には、落ち着いたブルーのパネルを使用。おしゃれな室内演出になっています。
ベッドルームからの移動も考え、バスルームは2階になっています。輸入浴槽に加えシャワーブースが、独立しているので、シャワーだけの使用にも便利です。
キッチンには、作業用のアイランドを備え、複数人で作業してもゆったりです。
地下には、防音の音楽スタジオもあります。
木製の階段に加え、階毎の移動もスムーズになるようにエレベーターも完備しています。
実は、土足で生活できるようになっていて、まるで海外にいるような生活を楽しめます。
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シンメトリーが美しい平屋のお家(レンガの家-001 U様邸)
レンガ積みの外観が美しい平屋のお家です。
玄関側も庭に続くパティオもキレイにシンメトリーを形作っています。 玄関ポーチと上部の飾り窓にはアーチ壁を採用していて、シンプルな中に変化をつけるアクセントとして機能しています。広い庭には、レンガで作った釜を設置しています。
室内は、天井が高く、平屋の利点を存分に味わえる空間になっています。
各部屋には、平屋といえどもたっぷりの収納を完備。
対面式のキッチンは、ご家族のコミュニケーションを高めます。キッチン横にはパントリーを設置。食材はもちろん、日用雑貨や家事の道具なども収納できます。日々の家事が楽になるようにバス、洗面、ランドリールームには、キッチンからの動線を確保しています。
リビングルームに鎮座する薪ストーブは、新築時から考慮され設置しているので、レンガの灯台と煙突も外観にも反映され、その中を通すように薪ストーブからの煙突が通っています。
白い壁と濃い色の無垢材とのコントラストをもつインテリアは、ヨーロッパにあってもおかしくない空間を創り上げています。写真はありませんが、洋風のお家にマッチした和室も完備しています。
このほかの画像は、こちらのページをご覧ください。
庭や外構へのこだわりがもたらすものとは
永く暮らすためにこだわっておくとよいもののひとつ
お庭や外構は、リフォーム工事が必要になる内装と違って、後から手を入れることが比較的楽にできます。前述もしていますが、余裕ができてから、あらためて外構や庭に手を入れることは、決して珍しいことではありません。四日市周辺では、敷地スペースを広くとれることも多いので、スペースだけ用意しておくことで、将来に備えることも。
近年、中庭をクローズドにして、完全なプライベート空間にすることが多いです。こうした中庭にハンモックやブランコを設置するといった個性的な施工例もあります。ハンモックやブランコの設置には、考慮すべき点がたくさんあります。高増工務店では、庭や外構、ウッドデッキや駐車スペースにも多くの施工経験がありますので。予め考慮する点を多数把握しています。
お家づくりの際の工務店選びには、技術の面も大切ですが、それ以上に豊富な施工経験が大切です。デメリットのカバーには、経験から出てくるアイデアが一番の特効薬です。
高増工務店は、四日市市を中心に三重県内はもちろん、愛知県の一部も施行エリアとなっている地場に直結した地域の工務店です。創業以来、半世紀以上多くの施工実績があるので、デメリットを解消するアイデアもたくさん持っています。こうしたアイデアや施工実績には、ここだから出来る「地場のアイデア」もあります。設計士が内部にいるので、検討内容を整理して、しっかり考えていただいて、納得のいくお家を提供しています。お家のことなら、新築でもリフォームでもどんなことでもお気軽にお問い合わせください。相談にしたからといって、必ずお家を購入しなくても大丈夫です。オンラインでも対面でも対応していますので、お気軽にお問い合わせください。資料請求もお待ちしています!
新築はもちろんフォームに関するお問い合わせ、ご相談を承ります。
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また、完成したお家をじっくりご覧いただけるイベントや季節に合わせたイベントも定期的に開催しています。ご都合のよいときにご参加お待ちしています。